インターンシップの面接で聞かれる質問と事前にしておくべき準備3つ - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

インターンシップの面接では、「志望動機」と「自己PR」に関係する質問が多くされます。なぜなら、採用担当者は、学生の人柄やインターンシップへの意欲を見ているからです。今回の記事では、想定される質問と、質問に込められた採用担当者の意図を解説していきます。

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インターンシップと就活の面接の違い

リクルートの調査によると、新卒採用を実施している企業のうち94.8%は、2019年度にインターンシップを実施する予定です。また、学生のインターンシップ参加率も55.9%と前年度に比べて増加しています。2015年度から、インターンシップの実施も参加率も右肩上がりとなっています。

そんなインターンシップを企業が実施する一番の目的は「仕事を通じて、学生に自社を含め、業界・仕事の理解を促進させる」ことにあります。そのため、インターンシップに参加する志望動機に重きが置かれる傾向があります。将来、自社で働くことができるかに焦点を当てるよりも、インターンシップで何を得たいと考えているかが重要になってくるのです。

(参照元:就職白書2019|就職みらい研究所,P15

ただ、インターンシップを企業が実施する目的の3番目に「採用を意識した学生のスキルを見極める」というものがあり、これは年々増加傾向にあります。逆に、「学生に就業体験の機会を提供することで、社会貢献する」という項目は減少傾向。そのことを考えると、インターンシップを通して、優秀な人材を早くから確保していきたいという企業の意図も見えてきます。

参考

就職白書2019|就職みらい研究所,P15,30

インターンシップの面接で聞かれる質問

インターンシップへの採用では、「志望動機」が重視されることはご説明した通りです。ここでは、志望動機以外に面接でよく聞かれる2つの質問をご紹介します。また、質問例もご紹介していますので、面接対策の参考になさってください。

志望動機

志望動機は、「なぜ応募したのか?」を企業にアピールするチャンスです。志望動機を聞きながら、採用担当者は学生がインターンシップに積極的に取り組む「意欲」を持っているかや、学生が考えている仕事内容と自社の仕事内容が合致しているかを見ています。志望動機を考えるときのポイントは、下記の3点です。

  • 企業研究:企業の事業内容、業界の概要、企業理念、企業で求められる能力
  • きっかけ:企業に興味を持ったきっかけ、インターンシップに参加したいと思ったきっかけ
  • 将来やりたいこと:インターンシップで学びたいこと、将来どんな職種に就きたいか、10年後の未来像

志望動機を突き詰めていくことは、インターンシップを充実した時間にすることにもつながります。

自己PR

自己PRもよく質問される内容の一つです。志望動機を聞くのが、インターンシップに参加する目的であるのに対して、自己PRは、学生自身に関することを聞きます。採用担当者は、学力に関するテストだけでは知ることのできない「人間性」や「人柄」「資質」などを見ています。自己PRを考えるときのポイントは、下記の2点です。

  • 自分の性格:強み・弱み、家族や友人の意見、趣味、休日の過ごし方、座右の銘、信条、尊敬する人物、これまでで一番うれしかったことやつらかったこと
  • 自分の経験:学生時代に頑張ったこと、成功談・失敗談、留学の経験、旅行の経験、アルバイトやインターンシップの経験

いきなり自分の強み・弱みを言葉にするのは難しいかもしれません。そんなときは、これまでの経験や自分の感情に注意して書き出してみると、自分のことを少しずつ客観的に見られるようになってきます。

逆質問

面接の最後に聞かれるのが「最後に何か質問ありますか?」という逆質問です。逆質問の意図は大きく2つあります。純粋に学生が知りたいことに答えたいという意図と、学生の質問力を知りたいという意図です。

逆質問は、想定していないと「特にありません」と返答してしまいがちです。せっかく企業のことを詳しく知るチャンスなので、積極的に質問することをおすすめします。ポイントは2つです。

  • 純粋に聞きたいことを質問する
  • YES、NOで答えられない質問をする

基本的なスタンスとしては、自分が聞きたい内容を質問しましょう。ただ、ホームページに書いてある内容をそのまま質問すると、企業研究をしていないと受け取られてしまいます。ですから、企業研究をした上で、仮説を立てて一歩踏み込んだ質問をすることをおすすめします。

【質問例】

  • 5年後のビジョンは〇〇となっていましたが、今課題に感じていることは何ですか?
  • 仕事をしていて充実感を感じる時はどのようなときですか?
  • 多様な人材が活躍しているとのことですが、転勤や異動の頻度はどのくらいですか?
  • 女性管理職の比率、産休後の復職率はどの程度でしょうか?

一歩踏み込んだ質問をすることで、ホームページや会社説明会をのぞくだけでは知ることができない情報を得ることができます。また、逆質問は企業ごとに変える必要はないので、自分が働く上で大切にしたいことを中心に考えると、企業のことを客観的に比較する材料にもなるでしょう。

質問例一覧

志望動機や自己PRに関する内容を含めた質問例をご紹介します。一つ一つの質問にどう答えるか考えて、面接対策に活用してください。

【志望動機関係】

  • 当社を知ったきっかけは何ですか?
  • なぜこの業界に興味を持ちましたか?
  • インターンシップでは何を学びたいですか?
  • インターンシップでどのような力を発揮したいと考えていますか?
  • 将来の夢は何ですか?
  • 他に興味がある業界はありますか?

【自己PR関係】

  • 自己紹介をしていただけますか?
  • 学校では、何を専攻していますか?
  • 苦手なことはありますか?
  • 得意なことは何ですか?
  • 学生時代に経験した一番大変だった経験は何ですか?
  • どうやって乗り越えましたか?

【その他】

  • あなたの苦手な人の特徴は何ですか?
  • あなたを色に例えると何色ですか?またその理由を教えてください。
  • 働く時にモチベーションとなるものは何ですか?
  • 毎日していることはありますか?
  • いま熱中していることは何ですか?

面接では、人柄・人間性やインターンシップに取り組む意欲を見ています。基本となるのは「志望動機」と「自己PR」です。質問の回答に困ったら、基本に戻って考えるようにすると一貫性を持たせることができます。