エントリーシートや履歴書を企業に郵送するときに同封する送付状。書き方や送り方にはルールがあり、確認が必要です。そこで当記事では、送付状の書き方や郵送方法など、送付状を作って送るときに知っておきたいポイントをまとめて解説します。ぜひご一読いただき、スムーズに送付状を作成してください。
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送付状とは?どんなときに送付状を送るべき?
送付状とは、何が何枚入っているのかなど、同封する書類の詳細を記入した書面のことです。添え状・カバーレターなどと呼ばれることもあります。
就職活動でエントリーシートや履歴書を企業に郵送する際には、通常は送付状を同封するのがマナーです。手渡しのときや企業側が「送付状は不要」としている場合は、同封する必要はありません。
アルバイトの応募の場合は、履歴書だけを入れて送付しているケースが多いですが、中には送付状を同封して郵送する人もいます。インターンシップの応募の場合でも、郵送であれば送付状を付けた方が好印象です。
【送付状】必要なものと書き方・送り方
送付状を書くときに必要なもの
送付状を書くときは、次のものを用意しましょう。
- A4判が入る(角2サイズ)の封筒
送付状・履歴書を折らずに入れられる角2サイズの封筒を用意します。色は白がベストです。茶色は事務用のイメージが強いため、使用は避けた方がよいでしょう。
- A4サイズのクリアファイル
封筒が雨などに濡れたとしても中身が守られるように、送付状や履歴書をクリアファイルに入れてから封筒に入れます。
- 切手
定形外郵便で郵送物が50g以内であれば、120円切手が必要です(2019年12月現在)。郵送物の重さに不安がある場合は、郵便局で郵送手続きをすると安心です。
- 送付状を書くためのA4の紙
送付状はA4の用紙1枚で作成するのが一般的です。書き方は、手書きでもPCでもどちらでも構いません。書き方に応じて、ペンやPCを用意しましょう。
送付状の書き方(横書き・PCを使用した場合)
一般的にはPCを使って書く場合は横書きがよいとされています。書く手順は、下記のとおりです。なお、文章の配置のバランスは下記の書き方例を参考にしてください。
1. 日付を明記
日付は投函日に設定し、用紙の右上に記入します。西暦・和暦どちらの表記でも構いません。ただし、エントリーシートや履歴書の日付と合わせて表記を統一しましょう。
2. 宛名を明記
送り先の会社名、部署名、名前を用紙の左上に明記します。会社名は(株)と省略せず株式会社と書きましょう。
改行して相手の部署名と名前を書きます。敬称は、部署名に付けるときは「御中」、名前に付けるときは「様」です。御中と様はどちらか1つ付ければよいので、併用しないようにしましょう。
3. 自分の名前と連絡先を明記
日付の下に自分の名前と連絡先を明記します。新卒の場合は、大学・学部・学科・フルネーム・郵便番号からの住所・連絡が取りやすい電話番号とメールアドレスを書きましょう。
中途採用の場合は学校名は不要で、郵便番号からの住所、連絡の取りやすい電話番号、メールアドレス、フルネームの順に書くのが一般的です。
4. 送付状の件名を明記
中央に「応募選考書類のご送付の件」「応募選考書類の送付につきまして」といった件名を明記します。
5. 本文を明記
本文は、頭語からはじめ、文末は結語で結びましょう。頭語と結語は下記のようにセットで使われます。なお、目上の人に対して前略は使わないようにしましょう。
頭語 | 結語 |
拝啓 | 敬具 |
謹啓 | 敬白 |
拝呈 | 拝具 |
(履歴書を送るときの送付状(添え状)の書き方【無料テンプレート】|転職Hacks より筆者作成)
通常のビジネス文書の場合は頭語に続いて時候のあいさつを入れますが、送付状の場合はなくても構いません。
代わりに、季節に関わらず使える「時下」という表現を使います。続けて相手を祝福する一文(例:「ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」など)を書きましょう。
その後に、「面接の機会を設けてほしい」などの企業に向けた一文を簡潔に明記します。
6. 同封内容を明記
中央揃えで「記」と書いてから、書類の同封内容(書類名・枚数)を箇条書きにします。最後は「以上」で結びましょう。
【書き方例】
(エントリーシート・履歴書郵送時の「送付状」の書き方|リクナビ就活準備ガイド より筆者作成)
送付状の書き方(縦書き・手書きの場合)
送付状は縦書きで書いても構いません。縦書きの場合は、一般的には手書きで書きます。
送付状を縦書きで書くときは、白い便箋(無地または罫線が入ったもの)に書きましょう。以下は書き方の手順です。なお、文章の配置のバランスは下記の書き方例を参考にしてください。
1. 頭語~時候のあいさつを書く
まずは頭語~時候のあいさつを書きましょう。
- 記入例
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
2. 本文を書き、結語で結ぶ
本文の中に応募書類の詳細も書き、最後は結語で結びましょう。改行したときは、最初の1文字分は下げて本文を書き始めてください。
- 記入例
このたび、貴社の新卒採用において選考の機会をいただきたく、応募書類「履歴書一枚、エントリーシート二枚」を送付させていただきます。お手数をおかけいたしますが、ご査収のほど、何卒宜しくお願いいたします。
敬具 |
3. 日付を書く
日付は漢数字で書きましょう。
- 記入例:令和二年三月二十五日
4. 自分の氏名を書く
自分の氏名を書きます。名字と名前の間にスペースを入れるとバランスがよいでしょう。
- 記入例:山田 太郎
5. 宛名を書く
株式会社を略さず、部署、担当者の氏名を明記します。「御中」や「様」などの敬称も間違えないように記載しましょう。
- 記入例:〇〇株式会社 人事部 採用ご担当者様
参考
【送付状を縦書きする際のポイント】手書きで書く際の注意点|就活の未来
履歴書を送るときの送付状(添え状)の書き方【無料テンプレート】|転職Hacks
送付状を送るときの封筒の書き方
封筒は基本的に縦書きで書きます。以下は書き方の手順です
封筒の表面
- 会社の住所、会社名、部署、担当者の氏名を書く。敬称は部署名の場合は御中、氏名の場合は様とする
- 左下に赤字で「エントリーシート在中」や「応募書類在中」と書く
封筒の裏面
- 自分の住所、新卒の場合は大学名、学部、学科、氏名を書く
- 左上に郵送日を書く
最後は封筒に糊付けをして閉じます。封をしたと示すための〆印として「緘」または「封」の字を封筒の中央の封じ目に書いてから郵送します。