人に紹介できるような趣味や特技がない、と悩まれている就活生のみなさん。当記事では、エントリーシートに書く趣味・特技で企業が判断しているのは何かをご説明し、上手に自己PRするコツと例文をご紹介します。また、書いてはいけない趣味・特技もご紹介しますので、間違ったアピールをしないように気を付けましょう。面接で答えられる趣味や特技を見つけ、就職活動を成功させましょう。
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もくじ
エントリーシートの趣味・特技を企業が求める理由
エントリーシートにある趣味・特技の欄。そもそも趣味と特技の違いをご存じでしょうか。
言葉 | 意味 |
趣味 |
|
特技 | 他の者に比べ特に上手で自信のある技芸・技術・能力。*2 |
(*1:趣味|デジタル大辞泉,*2:特技|精選版 日本国語大辞から一部引用抜粋)
つまり、趣味とは自分が楽しめることをいい、特技とは得意なことを表しています。
では、採用の選考書類であるエントリーシートで、仕事とは関係ない趣味や特技について企業が記入を求めるのはなぜでしょうか。
【適性や人柄】仕事に対する姿勢やどんな人かを読み取る
趣味や特技は個人が好きで自主的に取り組んでいる事柄です。そのため企業は、個人が趣味・特技をどの程度力を入れて取り組んでいるかを見て、仕事に対して向上心や熱意を持って取り組めるかどうかを判断しています。
【面接時の話題】場の雰囲気をほぐす
エントリーシートでは写真や学歴・職歴、企業に対する志望動機を書きます。それらは応募者の外見や肩書、仕事に対する情熱を知ることができますが、応募者の中身を想像することはできません。そのため、企業は趣味や特技の記入を求めることで、応募者の内面的な魅力を知りたいと考えています。
また趣味や特技は、応募者にとって得意な話題といえます。採用担当者は面接時に趣味や特技についての話題を尋ねることで、応募者の緊張をほぐして本音を聞き出し、人柄を知ろうという意図があります。
シンプルに!エントリーシートの趣味・特技の構成は3つ
エントリーシートの趣味・特技欄は自分の内面的な魅力や人物像をアピールできる項目です。では、趣味・特技欄にどのように書けば上手に自己PRができるのでしょうか。
【趣味・特技】伝える趣味・特技は1つに絞る
趣味・特技で効果的にアピールするためには、数ある趣味・特技の中から1つに絞って内容を濃く書くことをおすすめします。趣味・特技がたくさんある方が内面を知る手がかりになる場合もありますが、採用担当者は多くの応募者のエントリーシートを読むことから、1つの情報に特化した方が脳内を整理しやすいためです。
アピールしたい趣味・特技は、面接時に採用担当者が質問しやすいものを選ぶと良いでしょう。また、企業の業務や業種に合った趣味・特技や、企業が社会福利厚生として活動をサポートしている部活動の1つを挙げるのもおすすめです。これらは、企業を研究してエントリーしていることをアピールできるため好印象を残せます。
【エピソード】数字や固有名詞を使って具体的に書く
伝える趣味・特技に関するエピソードを数字や固有名詞を使って具体的に書きましょう。具体的にエピソードを書くポイントは「いつ」「どこで」「何を」を意識することです。例えば、部活動であれば活動参加年月やポジションなどの情報を書くと良いでしょう。
具体的なエピソードを述べることで、よりプライベートな一面を想像しやすくなるため、自分の個性をアピールしやすくなり、採用担当者も面接で質問しやすい話題を提供することができます。
【学びや成長】仕事に生かせる自己PR
最後に上記で述べたエピソードを通じて学んだことや成長したことを書きましょう。そして、その学びや成長を仕事にひも付けて文章に一貫性を持たせましょう。
趣味・特技で上手に自己PRするコツと例文
趣味・特技は自分の内面をアピールできる貴重な機会です。上手に自己PRするコツを具体例文とともにご紹介します。
特別なことは必要ない!自分らしさを伝えよう
趣味や特技で上手に自己PRをするコツは、本当に好きなことや夢中になっていること、得意なことを書くことです。採用担当者によく思われたいと思い、高尚な趣味や特技を書こうとしたり、背伸びをして誇張することなく、素直に自分らしさを伝えましょう。
背景や理由を面接で答えられるようにしておく
エントリーシートで伝えられる趣味や特技の内容は、話題のきっかけに過ぎません。そのため、面接では本格的に深掘りして聞かれることになります。面接では好きになった理由や背景などを答えられるように準備しておきましょう。
視覚的に読みやすい文章をていねいに書く
採用担当者は多くのエントリーシートを読むため、視覚的に読みやすい文章で書きましょう。文章量は条件がなければ100文字程度がおすすめです。一文一義を意識して書き、記入欄にはぎっしり書き込まずに適度な余白を作るようにしましょう。
文字はていねいに書き、誤字脱字はしません。文末は「です・ます」調で言い切るようにしましょう。
タイプ別!趣味・特技の例文をご紹介
趣味や特技は、人それぞれ千差万別です。ここではタイプ別に4つの例文をご紹介します。
【例文:旅行】(タイプ:長期休暇の過ごし方)
私は国内外を問わず、旅行するのが好きです。
旅行する際には、観光地や名物料理を調べ細かなスケジュールを組み、旅のしおりを作ります。限られた時間で、できるだけ多くを見て体験したいので、より効率的な移動を目指して事前の下調べは綿密に行います。 この体験から、物事に取り組む前に情報を入手・整理し、より効率的に物事を進める工夫を学びました。 |
【例文:整理整頓】(タイプ:日常生活でのこだわり)
私は整理整頓が好きです。
物をジャンルや種類、大きさなどに分類する作業は、頭の中がスッキリ整理されるためストレス解消になっています。 気を付けているのは、片付ける前に物の定位置を決めておくことです。自分の動線や使う頻度などを加味し、より快適に物の出し入れができるように工夫することで、周囲によく目を配る習慣が身につきました。 |
【例文:野球】(タイプ:運動系趣味)
私は〇年間、地元の友人たちと草野球チームで週末野球に励んでいます。
チームメイトは小学生の頃から一緒の少年野球に所属した仲間たちです。子供の頃は喧嘩をすることもありましたが、一つのボールをみんなで追っていくうちに絆が芽生え、今ではかけがえのない友人になりました。今私はキャッチャーとしてチームに貢献し、〇〇大会での優勝を目標にしています。 チームで一つの目標に向かって努力する喜びや、仲間を信じ支えあう大切さをいつも実感しています。 |
【例文:書道】(タイプ:文化系特技)
私は小学校4年生から習字教室に通い始め、公益財団法人日本習字学会の七段を取得しています。
私は、書を書く前に姿勢を正しくとる瞬間が何よりも好きで、程よい緊張感と集中力の高まりを感じることに喜びを感じます。 書道具をきれいに保つことに気を付けており、書を書いた後はていねいに道具を手入れすることを心がけています。 |