持参時の宛名書き
会社によっては、エントリーシートの提出と面接が同時進行になる所もあります。書類を持参するという経験はアルバイトくらいでしかないでしょうから、マナーに悩むかもしれません。基本を押さえておきましょう。
誰に渡しても良いようにしておこう
一般的に、書類を持参するときにも封筒に入れるのがビジネスマナーとされています。郵送するときと同様に、エントリーシートをクリアファイルに挟んだ上で、封筒に入れて持参しましょう。
直接担当者に渡すこともありますが、会社によっては受付の人にまず渡し、そこから担当者につないでもらうこともあります。封筒に入れておくと、このようなときに個人情報を必要以上に人目にさらさない、書類の散逸を防ぐなどのメリットがあります。
エントリーシートを持参する場合、当日、その場で担当者が目を通すことがほとんどでしょう。そのため、宛名書きは特に必要ありません。ただし、「応募書類在中」の朱書きはしておいた方が分かりやすいです。
当日の選考がどう進むのかよく分からない、誰に渡せばいいのか不明で不安といった場合には、念のため表側に担当部署名・担当者名のみ書いておいても良いでしょう。
住所は必要?裏側の書き方
封筒の裏側には、自分の住所・氏名を書いておきましょう。封筒に書類が入った状態でも誰の書類か分かりやすくするためです。その場で読んでもらうものなので、封はしなくて大丈夫です。
郵送時の注意点は?
封筒の準備が終わったら、あとは郵送するだけです。しかし、郵送に慣れていない人もいるかもしれません。心配な場合は、郵便局の窓口から送ることをおすすめします。
郵送料金
郵便物には、大きく分けて「定形郵便」と「定形外郵便」があります。角形2号封筒は、定形外郵便になります。「封筒は84円切手」と覚えている人もいるかもしれませんが、これは定形郵便の料金です。定形外郵便は、郵送料金が重さによって異なりますので注意しましょう。
郵送料金は、郵便物の重さを量れば分かります。郵便局のウェブサイトに重量ごとの料金が掲載されているので、参考にしてください。しかし、家に重さを量れるものがない、正確に測れているか自信がないということもあるでしょう。そのような場合は、念のため郵便局の窓口から送ると安心です。
参考
締切日によっては速達も使おう
書類の提出締切には、「当日消印有効」と「○○日必着」というのがあります。当日消印有効とは、締切日の消印が押されている郵便物であれば、締切日以降に届いても大丈夫だということです。消印は郵便局の営業時間内に押されるものなので、窓口から出せば確実です。また、営業時間後の「ゆうゆう窓口」がある郵便局であれば、夕方以降でも当日消印を押してもらえることがあります。
一方、「○○日必着」は、締切日には確実に先方へ届いていなくてはなりません。日本の郵便物はおおよそ1〜2日で届くことが多いようですが、まれに事故などで時間がかかることもあります。締切日までに余裕がない場合は、速達の利用も検討しましょう。速達は、通常の料金に加えて速達料金がかかりますのでご注意ください。
送り状の作り方
ビジネスレターでは、郵送物に「送り状(送付状)」を付けます。エントリーシートも、送付状を付けるのが一般的です。送付状は各就職支援サービスがテンプレートを用意していますので、それらを使って作成すると良いでしょう。下記サイトでも詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
参考
まとめ
日常生活での郵便物のやりとりが少ない現代においては、就職活動で初めて封書を送るという方もいるかもしれません。最初は緊張して間違えたりすることもありますので、封筒の準備は余裕を持って行いましょう。また、書式などを企業から指定されることもありますので、注意事項をよく読んで郵送するようにしてください。
参考
エントリーシートの郵送-封筒の書き方・送り状・送信方法を解説 | MatcherDictionary
エントリーシートを出すときの封筒は注意が必要?注意すべきポイントをご紹介 | Meets Campany
エントリーシート(ES)郵送時のマナー 封筒・送付状の書き方とは | unistyle
履歴書を手渡しするときも封筒は必要?履歴書を持参するときのマナー|doda