採用に近づく履歴書の書き方【転職編】
保育士としての経験のある方が別の園へ転職する場合は、履歴書の書き方でどのようなことに気をつけたらいいのでしょうか。
職歴は正直に記入する
職歴は、入職・退職年月を書き、最後に「現在に至る」と記載します。さらに次の行に「以上」と右寄せで書き、職歴欄の終わりを示します。法人名は省略せずに正式名称を記載しましょう。アルバイト経験などで保育に関わる仕事をした場合も、記載するといいでしょう。職歴については、過去に保育とは関係ない仕事をしていたとしても、正直に記入するようにしましょう。
転職理由記入時の注意点
転職者の場合は、転職理由を書く際にネガティブなことを書かないよう注意しましょう。例えば、「給与が悪かったから」「前職では人間関係に問題があった」など、正直に書いてしまうと合否に影響を与える可能性があります。
人間関係などが理由で転職を決めた場合は、「目指す保育が違った」など、言葉の使い方に工夫をすると印象が変わります。労働条件が理由で転職を決めた場合は、「労働環境が悪化し、周囲に迷惑をかけてはいけないと思い退職しました。現在は体調も万全で、貴園で頑張りたい」など、前向きな理由で転職理由を書くようにしましょう。
希望欄に待遇面は記載しない
転職者の場合は、前職よりも良い条件を求める傾向があり、待遇面についての条件を記載しがちです。しかし、待遇についての希望が書かれていると、採用担当者からの印象が悪くなる可能性があります。基本的に、希望欄には待遇についての記載を避けるようにしましょう。待遇面で気になることがある場合は、面接などで確認するようにするといいでしょう。
職務経歴書を提出する
転職の場合、職務経歴書を提出する方もいるでしょう。職務経歴書では、これまで働いたことがある園の従業員数や園児の数など、園の規模を伝えることでイメージしやすくなります。また、仕事内容についても、具体的に数字などを使って記載するようにしましょう。職務経歴書は提出が必須でない所もありますが、転職者の場合は、提出することで経験やスキルのアピールにつながります。
担当者が見ている履歴書のポイントは?
履歴書で採用担当者が見ているポイントは、志望動機・経験や能力・人物像・個人情報などです。特に志望動機は、応募先の園で何がしたいのかを具体的に伝えるようにしましょう。また、保育方針についての理解も求められるため、応募先の園の方針を踏まえた志望動機にするといいでしょう。
経験や能力については、保育に関わる過去のエピソードを具体的に盛り込み、「子供が好き」など、人物像でアピールできるポイントがあるといいでしょう。個人情報では、保育士としての最低条件を満たしているかどうか、勤務地が遠すぎないかなどがチェックされます。
保育士の履歴書は、工夫がポイント
履歴書に書かれている内容は、採用に大きく影響します。新卒で保育士を目指している方も、転職で保育士を目指している方も、志望動機や資格・特技欄などを工夫して書くことで、応募している園に与える印象が変わるでしょう。保育士を目指している方は、ぜひ今回の記事を参考にして履歴書を書いてみてください。
参考
履歴書・職務経歴書の書き方|ハローワークインターネットサービス
【保育士の就職&転職】差がつく「履歴書」の書き方!新卒・中途採用の場合 | 保育士くらぶ