転職活動や就職活動の際には、応募先の企業に履歴書を提出します。履歴書を作成するときには守るべきマナーやNG事項もあるため、注意が必要です。今回は、保育士を目指している人の履歴書の作成方法を、新卒者や転職者などのシチュエーション別に解説します。
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もくじ
履歴書作成時のNG事項をチェック!
履歴書を作成する際には、守るべきマナーがあります。まずは、履歴書作成時のNG事項についてご紹介します。
応募先の様式に従わない
一般的に市販されている履歴書の様式は、JIS規格と自由形式の2つがあります。もし企業から履歴書の様式を指定されている場合は、必ず従うようにしましょう。応募先の企業の様式に従わないと、「求人情報をしっかり確認していないのでは」とマイナスイメージを与える可能性があります。
書き間違えを修正して提出しない
履歴書を複数の企業に提出する場合、1枚の履歴書をコピーして使い回すことはしません。企業ごとにそれぞれの項目を記載する必要があるため、必ず一枚一枚ていねいに作成します。
手書き・パソコン作成のどちらの場合も、誤字脱字があった場合は修正します。パソコンでの修正は簡単にできますが、手書きの場合は新しい紙に一から書き直すことになります。その際に書き直しを面倒くさがって、書き間違えた文字に二重線などを引いて提出することがないようにしましょう。最初から書き直しをしないことで、志望度が低いと受け取られる可能性があります。
年号を統一しない
日本には、西暦と和暦の2つの年号があります。履歴書では、西暦・和暦のどちらかに統一して記載するのが一般的なマナーです。西暦と和暦が混在してしまうと、採用担当者が応募者の学歴や職歴を理解しづらくなるため、注意が必要です。
略称を使用する
履歴書に名称を記載する際は、略称ではなく正式名称で書くのが一般的なマナーです。学校名や資格名は、必ず正式名称で記載するようにしましょう。略称で書いてしまうと、「マナーを知らないのでは?」と思われてしまいます。
採用に近づく履歴書の書き方【新卒編】
それでは、保育士の採用に近づくための履歴書の具体的な書き方をご紹介します。まずは、新卒で保育士を目指している方の書き方の基本や記入例について見ていきましょう。
趣味・特技がなければ保育に関することを記入する
新卒で保育士を目指す方は、経験をアピールすることが難しいかもしれません。趣味や特技などもない場合は、保育に関することを記載してみましょう。
これまでに子供と接する機会があり、一緒に絵を描いたり、子供と一緒におもちゃを手作りした経験があれば、特技として「絵を描くこと」「手芸」と記載するのもいいでしょう。裁縫ができれば、保育園などでも生かすことができるためアピールポイントになります。趣味や特技がない場合は、保育に関連する経験や得意分野について書いてみましょう。
学歴の書き方の基本
新卒の学歴は、中学卒業から記載するのが一般的です。1行目の中央部分に「学歴」と記載し、学校名や学部、学科名は省略せずに正式名称で書くようにしましょう。
免許・資格は生かせるものを優先する
履歴書の免許・資格欄は、基本的には取得した順番に記載します。しかし保育士の場合は、保育士資格など、応募先の職場で生かせる資格を優先して書くと分かりやすいでしょう。資格名は必ず正式名称で書くようにし、資格名の最後に「取得」と加えて記載します。
幼稚園教諭の場合は、卒業した学校によって免許の種類が3種類に分かれています。4年制大学を卒業した場合は「幼稚園教諭第一種免許」、専門学校や短期大学を卒業した場合は「幼稚園教諭第二種免許」、大学院を卒業した場合は「幼稚園教諭専修免許」となります。仕事に生かせる資格を優先的に書き、趣味などの資格は省略するようにしましょう。
本人希望欄の書き方
本人希望欄には、応募先に伝えたいことを記載します。ここでは、「貴園の規定に従います」と記入するのが一般的です。特に新卒者の場合は、勤務条件などにこだわりを書くと、応募先から「長続きしないのでは?」と思われてしまう可能性があります。持病など、あらかじめ伝えるべき特記事項以外は書かない方がいいでしょう。