履歴書の最終学歴とは？実は間違えやすいポイントや記載例を紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

最終学歴を書く際の記載例＆注意点

それでは次に、最終学歴を書く際の記載例と注意点について、ケース別に紹介します。

中退の場合

もし学校を、何らかの理由により「中退」した場合、最終学歴はどうなるのでしょうか。中退した学校に関しては、一般的には最終学歴には含まれず、あくまで卒業した場合のみ学歴として認められます。例えば高校を卒業した後に大学に進学したものの、中退してしまった場合は最終学歴は高校となります。

学校へ入学したことは評価の対象となるため、履歴書に書く場合は中退した旨を書くようにしましょう。中退したことを隠してしまうと、逆に空白の数年間ができてしまうことになるため、企業の採用担当者に疑問に思われてしまう可能性があります。履歴書には中退の事実は隠さず書くようにしましょう。

大学を中退した場合の最終学歴は「高校卒業」となりますが、その際の記載例は以下となります。

留学した場合

企業に就職する前に海外に留学するというケースも少なくありません。海外の大学に通った経歴を持っている場合は、「学位」を取得した場合にのみ、「学歴」として認められます。1年以下の短期留学などは学歴に含まれないことが多いため、注意が必要です。海外の大学で学位を取得した場合は「期間・国・学校名」を記載するようにしましょう。2～3ヶ月などの短期留学の場合は学歴欄には書かず、自己PRや備考欄などに記載するのがいいでしょう。留学中に学んだことの中で応募先企業へのアピールになりそうな体験があれば、積極的に書くようにしましょう。

留学した場合の書き方の例は以下となります。

修士の場合

大学卒業後に大学院へ進学して卒業した場合は、学歴の書き方が少し異なります。学校を卒業した場合は語尾に「卒業」と記載するのが一般的ですが、大学院の場合は卒業ではなく「修了」と記載します。過程によって「修士課程修了」「博士課程修了」と使い分けて書くのがいいでしょう。また、もし大学院の博士課程で修業年限内に博士号を取得できなかった場合は、「単位取得後退学」と書くのが一般的です。しかし、単位取得しない退学と同じ扱いとなるため、「退学」と記載するだけでも問題ないでしょう。

大学院を卒業した場合の最終学歴の記載例は、以下となります。

在学中の場合

履歴書作成時に学校に所属している場合、最終学歴はどのように記載すればいいのでしょうか。履歴書に「在学中」と記載する場合もありますが、この言葉は基本的にはアルバイトなどの履歴書で使われるものになります。就職活動の際に「在学中」と書いてしまうと、企業側からはまだ就職の準備ができていないと判断される可能性があるため、注意が必要です。

3月には今の学校を卒業することが決まっている場合、学校名の後に「卒業見込み」と書くようにしましょう。記載例は以下となります。

最終学歴が与える印象とは？

日本は学歴社会といわれており、最終学歴は高い方が印象も良いと思われがちです。しかし実際には、最終学歴や出身校のレベルだけで人物を判断するわけではないといいます。最終学歴が低くても面接時に人柄を買われれば印象も良くなり、一緒に仕事をしたいと判断されることもあるでしょう。逆に高学歴でも面接の態度で印象が良くなければ採用に影響することもあります。

もし入社を希望している企業が「大学卒業者のみ」など、学歴に指定がある場合は、自分がどのような進路選択をする必要があるか考える必要があります。しかし、学校で学んだ経験を生かすという意味では、最終学歴の高さに関係なく自身の長所をアピールすることができれば採用される可能性は十分に見込めるでしょう。

履歴書の最終学歴の意味を正しく理解しよう

最終学歴の定義は意外と知られておらず、間違った認識を持っている方が多いかもしれません。今回の記事を参考に最終学歴の意味についてしっかりと理解し、履歴書に正しく学歴を記載するようにしましょう。

参考
日本は学歴で分断されている社会 ｜みらいぶプラス/河合塾
最終学歴の定義・履歴書の最終学歴の書き方注意点6つ｜社会人常識を学ぶならMayonez
中退・修士・留学他、「履歴書の最終学歴」の書き方｜学歴の定義と書き方をご紹介！ |【エン転職】
在学中は最終学歴はどうなるのか・書き方・中退した場合・印象 ｜ ビジネススキルを上げたいならドライバータイムズ
「最終学歴」の定義とは｜書き方（中卒/高卒/大卒/大学院/中退）｜ 雑学情報ならtap-biz
履歴書の「学歴・職歴」の書き方 (入学・卒業年度早見表・留年/休学時等の記載例付き) |【エン転職】

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