取得中の資格
履歴書には資格を記載する欄が設けられていますが、まだ資格はしていない資格でも、もし取得に向けて勉強をしているのであれば、特記事項欄に記載することで、その熱意をアピールすることができます。「●●1級の取得に向けて勉強中」と記載することで、勉強する姿勢を認められたり、面接時にやりとりがスムーズに進むきっかけとなる可能性があります。
履歴書の本文には書けなかったことを特記事項欄に記載することで、自己PRにもつながります。取得中の資格があれば積極的に書くようにしましょう。
他の欄で書いたことの補足
履歴書の各項目のスペースは限られているため、他の欄で書いたことに補足すべきことがあれば記載するようにしましょう。例えば、「家庭の事情のため、自宅から1時間以内で通勤できる範囲の勤務地を希望」「可能な場合は在宅ワークによる就労を希望」などがあります。特技や資格の補足事項としては「コンピュータープログラマーの資格を取得しているから、Excelでの表計算が得意」などの旨で、アピールできるスキルを特記事項で補って説明するという方法もあります。
特記事項は必ず書かなければいけないの?
「引っ越しの予定はない」「持病は特にない」など、履歴書の特記事項に書く内容が思いつかないという方もいるかもしれません。特記事項の内容に特に決まりはありませんが、企業に就職したいと考えている方は空欄での提出は避け、PRポイントなど、何かしら記入するのがいいでしょう。
特に資格などを持っていないという方は、応募先の企業で活かせそうな自分の強みを書いてみましょう。学生時代のボランティア経験や留学経験、趣味や習い事で企業に活かせそうな活動をしていた場合は、特技や経験を簡潔に記しておくとよいでしょう。それでも、書くことがなくて困ってしまった場合は、空欄にせずに「貴社の規定に従います」と一言記入するのが一般的です。
特記事項に記載する際の注意点
特記事項に「◯時以降の残業は不可」「転勤はできない」など、一方的に自分の要求を書くと、企業からの印象が悪くなってしまう可能性があります。休日の希望があったとしても、実際に働き始めてから休日の交渉をするのがいいでしょう。また、休日と同様に給料に関して希望を出すのは控えた方がいいでしょう。
社会人経験が少ない上に希望が多いと、それだけで印象が悪くなる可能性があります。どうしても伝えておきたい場合などは、希望職種だけを伝えるようにしましょう。また、特記事項に書く際は長文ではなく簡潔にまとめるのが一般的です。箇条書きや伝えたいキーワードを提示するくらいのシンプルな文章で問題ないでしょう。
履歴書の特記事項は有効に使おう
就職活動や転職活動の際は、履歴書を作成する必要があります。基本的に履歴書の各項目は全て記載するのが理想ですが、特記事項欄では履歴書に書くことができなかった伝達事項や、自己PRにつながる内容を記載するのがいいでしょう。持病や要望など、個人によっては前もって企業に伝える必要がある必要があります。その場合は特記事項欄を活用し、仕事をする上で安全に働くことができるよう、企業側に伝えるのがいいでしょう。特記事項欄に書く内容について迷った方は、今回の記事を参考に特記事項欄を活用しましょう。
参考
【履歴書】正しい書き方 完全ガイド ~見本・テンプレートダウンロード・送付状~ |転職ならdoda(デューダ)
履歴書の特記事項に書く内容とは?高評価につながる書き方と記入例 | 就活の未来
履歴書の特記事項欄は仕事の熱意を伝えるためにある| 履歴書Do
履歴書のその他特記事項には何を書く?|ハタラクティブ
特記事項には何を書けばいい?面接官の興味をひく履歴書の書き方 |キャリマガ – キャリアを広げるウェブマガジン