こんなときはどうする?
交通機関の欄を記入していると、「こんなときはどうすれば良いのか?」と悩むことも出てきます。ここでは、よくあるケースをピックアップして記入方法をご紹介します。
通勤時間が長い
通勤時間が長いことで採用に不利になることもありますが、いくつかの方法でプラスに変えることができます。
採用が決まったら引っ越しを考えている場合
地方から首都圏の企業へ応募する場合や、Uターンで就職をする場合などは、現住所と応募した企業が非常に離れているケースもあります。そのような場合は、以下のように記載することで前向きな姿勢を見せることができるでしょう。
- 所要時間の部分に横線を引く。
- 「採用いただけましたら、通勤可能なエリアに引っ越しを予定しています」と記載する。
- 引っ越し予定の場所はどのような交通機関で、どのくらい所要時間がかかるのかも記載する。
不明な部分があっても、空欄のままにするのはやめましょう。書き漏れだと思われてしまう可能性があるので、分かりやすく簡潔に記入するようにしてください。
前職も通勤時間の長い職場に勤めていた場合
転職の場合、前職も通勤時間が長い職場に勤めていたのであれば、そのことをアピールしましょう。「遅刻はしなかった」「長い通勤時間を生かして資格の勉強をした」など、通勤時間が長くても勤務に支障がなかったことや、時間の活用方法などを述べることで、ポジティブな印象を与えることができます。
支店がたくさんある
企業によっては全国に支社があったり、複数の店舗を持つケースもあります。そういった場合は、自分の希望する支社や店舗までの所要時間・交通機関を書きましょう。所要時間だけではどこの支店・店舗かが分からないので、「〇〇支社勤務の場合」「〇〇店勤務の場合」と記入するのが良いでしょう。
自転車や徒歩で公共交通機関を使わない
本来企業側は、通勤手段として自転車や自動車、バイクなどの手段をあまり好みません。理由は、事故に巻き込まれる可能性があるからです。
徒歩の場合は「徒歩〇分」で問題ありませんが、公共交通機関を使えるのであれば、できる限り公共交通機関を使うようにしましょう。交通の便の悪い所や、夜間に業務を行う運送会社などの場合は、あらかじめ「マイカー通勤OK」と求人欄に記載があります。
「自転車は交通費もかからないし良いだろう」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、かかる時間や会社の立地条件によっては敬遠されてしまうこともあるので注意しましょう。
正しい最短ルートが分からない
自宅から会社までの正しい最短ルートが分からない……そんなときは、インターネットを利用して最短ルートを検索しましょう。
Yahoo! 路線情報
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スマートフォンやブラウザで調べることができる「Yahoo! 路線情報」は、とても便利です。出発欄と到着欄に住所や最寄り駅、バス停などを入力するだけで、自宅から会社までの所要時間や通勤経路・運賃などが検索できます。「Yahoo! 路線情報」の良い所は、細かい条件設定が行える点です。歩く速度や出発・到着時間を設定でき、複数の交通手段がある場合はすべて検索してくれます。
Googleマップ
Google マップ – 乗換案内 & グルメ
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iOS版とAndroid版、パソコンでも使用できる「Googleマップ」も便利なツールです。「Yahoo! 路線情報」とは異なり、先に目的地の住所を入力します。応募先の会社名でも大丈夫です。
Googleマップには「最も所要時間が短い」という項目があるので、この項目を選択すると最短距離で所要時間も短い経路が自動で表示されます。スマートフォンを使用すれば、当日のナビゲーションシステムとしても使えるので、場所がよく分からないという方にはおすすめです。
まとめ
履歴書は、担当者に「会ってみたい」と思わせるように書かなくてはいけません。いい加減な内容や雑な文字では、なかなか良い印象を与えることができません。
履歴書を書く上では、志望動機や学歴などにどうしても気を取られてしまいがちですが、交通機関や所要時間は採用担当者が必ずチェックする所です。書き漏れがないか、最短ルートになっているかなどをきちんと確認して履歴書を提出してください。
参考
履歴書の交通機関の書き方は?書く時の注意点、ポイントについても解説|あなたのまめちしき
履歴書の通勤時間欄の書き方と内容~見本(サンプル)・作成のコツ~|doda
履歴書の「通勤時間」の書き方|勤務地未定の場合は?見本あり!|【エン転職】
意外と見落としがち! 履歴書に通勤時間を書く際のポイント|転職Hacks