書かないと学歴詐称？履歴書に中退歴を書くときのポイント

企業の求人に応募すると、履歴書の提出が求められます。そして、なかには履歴書に「書きたくない」という項目もあるかもしれません。特に学歴に「中退」があると、採用の際に不利になると思っている人もいることでしょう。今回は、「中退歴」がある人向けの履歴書を書くときのポイントについてご紹介します。

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履歴書を書くときの重要なポイント

「中退」経験がある人が履歴書を書くときの重要なポイントは、次の3つです。

学歴の中に「中退」がある場合は、その部分を省略せず書くのが基本です。その理由は、経歴の中に「空白期間」ができてしまい、逆に企業側が、求職者に対し、その期間に何をしていたのか気になったり、疑問を持ってしまったりするからです。企業側から誤解のないよう、中退を書きたくなくても書きましょう。

履歴書に「中退」と書くと、採用に不利になるかも……と思い、「卒業」を書いてしまう場合も経歴（学歴）詐称となってしまいます。もしも「中退」が採用後に発覚したら解雇対象になる場合もあるので、周りの反応を気にせず学歴は正直に書きましょう。

また、経歴（学歴）詐称に関しては、企業側も調査している場合もあるので、その点を想定しながら履歴書の作成をしましょう。ほかにも企業側から卒業証明書の提示の依頼もあるかもしれないので、注意が必要です。

学校を中退した理由に関しては、履歴書に書くか書かないか迷う人も少なからずいます。中退した理由を書く必要があるケースは、以下のとおりです。

中退した理由を書く必要があるケース

ただし、学校になじめなかったといった理由で中退した場合は、企業側にとって、「この人を採用しても大丈夫なのか」と人物的に不安になる場合もあるので、この類の理由については記載不要です。

こちらの章では、中退の場合の履歴書の書き方を最終学歴別に紹介していきましょう。なお、中退に関しては、履歴書には「中途退学」と書くのが一般的です。

中退理由を入れる場合、中途退学のすぐ下の行に理由を記載します。

高校中退した場合、以下の内容で書きましょう。

中退理由がない場合

中退理由がある場合

短大・大学を中退した場合、以下の内容で書きましょう。

中退理由がない場合

中退理由がある場合

高校を中退、または中卒で国家試験である「高等学校卒業程度認定試験（旧：大学入学資格検定＝大検）」に合格した場合、「高卒」と同じ扱いとなります。

以下のとおり、記載します。

高認合格の場合1

高認合格の場合2