こんな内容は要注意!NGな自己PR
書くことがまとまってくると、「あれも書きたい、これも入れたい」となってしまいがちです。自己PR欄に小さい字でたくさん書こうとしていませんか? そんなときは一度落ち着いて、不必要な内容を盛り込んでいないか確認しましょう。
応募先企業・業種とまったく関係ないことをPRする
絶対に避けたいのが「関係ないことのアピール」です。飲食業界に就職したい人が「資格は持っていませんが、製菓が得意です」という内容を書くのは妥当ですが、事務職に就きたい人が書いても業務内容とのつながりが見えません。
もしどうしても自分のアピールポイントとして書きたいのであれば、「製菓には正しく材料を計量すること、時間を守ること、ていねいに作業することなどが求められます。正確に、かつ迅速に作業をすることに慣れていますので、貴社での業務にも生かすことができます」などの理由付けが必要です。あくまでも「業務内容に関係のある自己PRをする」ことを忘れないようにしましょう。
抽象的な表現ばかりする
「努力家です」「頑張りました」「意識していきたいと思います」といった抽象的な表現を繰り返すのは避けましょう。具体例を出し、「実際にそれができる人」であることを印象づける必要があります。
「努力家です。プログラミングのことはまったく知らない状態でしたが、参考書を使って独学で勉強し、今ではウェブサイトが作れるようになりました」「毎日●社以上訪問することを心がけました。社内平均よりも○社多かったので時間との勝負でしたが、計画性を持って行動することで達成できました」など、読み手が納得できる理由を書きましょう。
まとまりがない
「文章の中で何を伝えたいのか」「一番読んでほしい所はどこか」ということが自分でも分かっていないと、非常にまとまりのない文章になってしまう可能性があります。Aの話をしていたのにBの話に移り、最後はまったっく関係のないCの話で締めるというような形です。
このような文章を読んだ人は、「要領が良くなさそうだな」「コミュニケーションをとるのが大変かもしれないな」と思ってしまいます。このような事態を避けるための良い方法は、「Aです。なぜなら〜だからです」というように結論を先に書くことです。文章を書くのに慣れていない人は、まずこの方法を試してみましょう。
読みにくい
内容は一生懸命書いてあることが分かるが、読みにくい文章というものもあります。以下のようになっていないかチェックしましょう。
- 改行がない、もしくは多すぎる
- 字が小さすぎる
- 手書きの場合、ていねいな字で書いていない
- インデントが揃っていない
- 使っているフォントが多すぎる
自分の癖は、自分ではあまり気にならないものです。しかし、第三者からすると、一見したときに受ける書類全体の印象はとても大切です。「続けて読もう」という気持ちになってもらうためにも、書類の体裁は読みやすく整えましょう。内容ではなく読みやすさに絞って、家族や友人のアドバイスを受けるのも有益です。
まとめ
履歴書の自己PR欄に書くことがない……と悩む人向けに、履歴書の欄をきれいに埋めて、かつ採用担当者にアピールできる内容を考える方法をご紹介しました。自分のことを的確に伝えるというのは難しいものです。「これを読んだら相手はどう思うか」ということを意識しながら書くと、伝えたいこと・知ってほしいことが徐々に絞られてくるでしょう。この記事を、ぜひ求職活動の参考にしてください。
参考
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