履歴書の写真はあまり気にしない、という人も多いのではないでしょうか。実は、書類選考において履歴書の写真は、応募者の印象を決める大きな要素となっていることをご存知でしょうか。当記事では、履歴書の写真の撮り方の基本ルールや好印象を与えるポイントなどについて詳しくご紹介します。
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もくじ
「履歴書の写真は選考に影響する」が7割!
株式会社マンダムが2018年に行った就活生の身だしなみと態度に関する調査によると、約7割の採用担当者が履歴書の証明写真から受ける印象は選考に影響すると回答しています。また、履歴書の証明写真から感じ取ることができる印象(容姿を除く)に対する回答として、65.8%が「清潔感」という結果でした。
このことから、多くの企業や団体において、履歴書の写真が評価の判断基準として影響し、履歴書の写真を撮るときの大切なポイントが「清潔感」であることが分かります。
参考
「履歴書の証明写真は選考に影響」約7割!証明写真から感じとるのは「清潔感」!約8割の採用担当者が、写真とリアルの姿にギャップを経験|PR TIMES
履歴書写真の基本ルール
履歴書の写真を準備するとき、知っておきたい基本的なルールをまとめました。
サイズは横3cm×縦4cm
履歴書の証明写真のサイズは、横3cm×縦4cmです。JIS規格の履歴書やその他の一般的な履歴書の写真貼付枠のサイズがこの大きさとなっています。履歴書に写真のサイズ指定がない場合でも、このサイズを準備すれば問題ないでしょう。
撮影から3ヶ月以内
履歴書の写真は、撮影してから3ヶ月以内のものを使います。髪型や体型、顔の印象が大きく変わっている場合は、3ヶ月以内の写真でも撮り直した方が無難です。面接の際に、写真と実物にあまりにも差があるとマイナス評価に影響してしまう可能性があるので、できるだけ最近の写真を使うよう気を付けましょう。
写真の裏には氏名を記入
写真の裏側には自分の氏名を必ず記入しておきましょう。選考期間中は、採用担当者は数多くの履歴書をまとめて見たり保管したりしています。ほかの履歴書に貼り付くなどして写真が剥がれてしまい、誰の写真か分からなくなってしまう可能性もあります。このような事態にならないよう、写真の裏には氏名を書いておくのが一般的なマナーです。
ベストな背景色は?
最近では、写真館やスピード写真機でも背景をいくつかの色から選ぶことができるようになっています。履歴書に使う写真の背景として一般的なのが白、青、グレーです。白はシンプルで清潔な印象がありますが、シャツと同化してしまったり背景が明るく写りすぎたりすることもあるので注意が必要です。薄い青やグレーは、顔の色や表情がハッキリ写る傾向にあると人気です。
写真の切り方と貼り方
写真を自分で切り揃える場合は、定規やカッターなどを利用してきれいに真っすぐ切ります。斜めになったり切り口が真っすぐでなかったりすると、採用担当者にあまりよい印象を与えないことがあるので気を付けましょう。写真館で撮影した場合は、事前に履歴書用の写真であることを伝えておくと、適したサイズに写真を切り揃えてくれることが多いようです。
写真を貼る際は、スティックのり、テープのり、両面テープなどが、シワもできづらく乾きも速いのでおすすめです。液状タイプののりは、紙がしわになりやすく乾くまでに時間もかかるので、履歴書の写真を貼るのにはあまり適していません。
撮影方法別メリット・デメリット
履歴書の写真は、一般的に「自撮り」「スピード写真(証明写真機)」「写真館」の3つの方法があります。それぞれの撮影方法別に、品質・価格・所要時間を比べてみましょう。
自撮り | スピード写真
(証明写真機) |
写真館 | |
品質 | 低い | あまりよくない | 高い |
価格 | 無料 | 800円前後 | 1,600円〜 10,000円 |
所要時間 | 10分未満 | 10分程度 | 10〜60分 |
参考
好印象を与える履歴書写真の撮り方をご紹介!表情・服装のポイントや、守るべきルール・マナーは?|カメラのキタムラ
撮影方法によって時間的に便利な面もあれば、品質が少し心配な面もあり、どの方法で履歴書の撮影をするのがいいのか迷う人もいることでしょう。ここでは、自撮り、スピード写真、写真館のメリット・デメリット、撮り方のコツについてご紹介します。
自撮り
最近では、スマートフォンを使って履歴書用の写真を撮影する人も増えてきているようです。お金や時間をかけることなく、自分で気軽に履歴書の写真を撮影することができます。アプリやパソコンで、撮った写真の明るさを調整するなどの加工をすることも可能です。
メリット
デメリット
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◯撮り方のコツ
自撮りで撮影する場合は、自分ではなく誰かに撮影してもらうのがおすすめです。自分で撮影すると、腕が写り込んでしまったり肩や体の角度・位置がずれてしまったりするためです。撮影場所の光具合にも注意を払い、顔に影ができたりしないように気を付けます。少し離れた位置から撮影して腰のあたりまで入れてもらい、後からトリミングすることで、顔の歪みを防ぎます。
スピード写真
駅やショッピングセンターなどでよく見かけるスピード写真(証明写真撮影機)でも、履歴書用の写真を撮影することができます。最近では肌をきれいに見せるための美肌補正機能などが付いているものもあり、性能も優秀です。
メリット
デメリット
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◯撮り方のコツ
証明写真撮影機で撮影する場合は、できれば肌の色や質を補正できる機能が付いたものを選びましょう。自然に背筋を伸ばしあごを引いた姿勢で、目の位置が指定されたところにきちんと合うように椅子の高さを調整することが大切です。調整せずに無理に目の高さを合わせようとすると、不自然な体勢になってしまうのでNGです。
写真館
自撮りやスピード写真と比べてコストも時間もかかりますが、写真館でプロのフォトグラファーに撮影してもらうのが一番おすすめです。写真館によっては、希望により加工・補正サービスを行ったり撮影した写真をデータでもらえたりできることもあるので、事前に問い合わせてみるといいでしょう。
メリット
デメリット
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