何が変わるの?【新卒の通年採用】目的・メリット・デメリットまとめ

日本の新卒採用はある程度時期が固定された、一括採用が主流です。ところが今、通年採用を用いた形へと生まれ変わろうとしています。どうして通年型の採用が必要になっているのでしょうか? 当記事では通年化の目的やメリット、デメリットについてご紹介していきます。

就活を有利に進めたい人へ 公式
キャリアチケット
・「さよなら、やみくも就活。」でおなじみ!
効率的に就活を進めたい人におすすめ!
・学生なら無料で利用できるカフェも運営!
キャリアパーク就職エージェント
・あの「キャリアパーク」が運営!
・膨大な就活ノウハウを惜しみなく教えてくれる!
MeetsCompany
・有名企業出展の合同説明会がたくさん!
ESから内定までのサポート体制も充実!
就活ノート
・就活生が作るリアルな就活レポートが見放題!
・書類通過したESの実例紹介が1,000社以上!

新卒の通年採用とは?

通年採用とは企業が新卒を採用するに当たり、1年のうち自由なスケジュールで採用活動を行うことができる制度です。現在の日本の新卒採用は「一括採用型」とされるもので、ある程度採用の時期が固定されています。採用の時期は日本経済団体連合(経団連)が定めた「就活ルール」によって定められています。学生が学業に勤しむ時間を確保できるよう、採用活動の時期に制限を設けているのです。

日本では長い間、一括採用型が新卒採用の主流でした。しかし今後取り入れられていく通年型の採用は、外資系企業や日本国外では一般的な制度でもあります。日本にとっては新しい試みに見えますが、世界的に見れば珍しいものではありません。

一括採用では「リクナビ」、「マイナビ」などの求人サイトから希望の求人にエントリーし、説明会へ参加したり、選考を受けたりして内定を勝ち取ります。しかし通年採用が本格的に始まれば、新卒の就職ルートが増えることになります。

通年採用による就活スタイルの変化について、日本経済新聞は2019年4月、以下のように報じました。

経団連は22日、新卒学生の通年採用を拡大することで大学側と合意し正式に発表した。従来の春季一括採用に加え、在学中に専門分野の勉強やインターン(就業体験)に時間を割いた学生らを卒業後に選考するなど複線型の採用を進める。

(引用元:就活の脱「横並び」合意 経団連・大学、通年採用拡大|日本経済新聞

現在のような春の一括入社は継続するものの、学業やインターンシップなどに取り組みたい学生は、卒業後の就職活動もしやすくなります。これまでの同時期・同ステップの新卒採用がより複雑化し、学生それぞれが就職活動のタイミングや方法を選べるようになります。

新卒に通年採用が適用になる理由は?

なぜ今新たに、新卒の通年採用の必要性が叫ばれているのでしょうか? もちろん、通年採用を始めるのにはいくつかの理由があります。中でも特に大きな理由を2つご紹介していきます。

学生の勉強時間の確保のため

新卒採用が通年化する理由の1つ目は、学生の勉強時間を確保するためです。現在の一括採用型も、本来は学生が学業にいそしむ時間を保護するために時期に制限がかけられています。ところが実際に就職活動が公に解禁される時期には、すでに内定を持っている学生もいます。つまり、解禁日以前に新卒の採用活動を行っている企業がある、ということです。

志望企業の選考が早くから開始される場合は、学生も早くから選考を受けなければいけません。また企業側としても、入社してほしい学生を他社に取られないよう、早くから囲い込んでおきたいのが本音です。結果として前倒しの就活が横行しており、学生が勉強時間を確保できない状況が続いていると問題視されているのです。

グローバル人材獲得のため

新卒採用が通年化する理由の2つ目は、グローバル化に合わせて多様な人材を獲得するためです。現在の一括採用型では、春に一括入社するのが主流です。ところがそれは、あくまでも日本の学校に合わせた制度です。例えば海外の学生や留学している日本人学生などは、希望の時期に就職活動ができない場合があります。

グローバル化が進んだ現代では、海外人材が採用できないのは企業にとっても痛手です。時期の固定による機会損失を避けるためにも、新卒の通年採用が必要とされています。

新卒の通年採用のメリット

学生にとっても企業にとっても、選択肢が広がる新卒の通年採用化。しかし長年続いてきた一括採用からシフトするにあたり、問題は生じないのでしょうか? 通年採用のメリット・デメリットを、企業・学生の両方の視点から解説していきます。

企業側のメリット

通年採用を行うことで、企業側へもさまざまなメリットが生まれます。例えばご紹介したように、グローバル人材を確保できるということ。また長期インターンシップや専門的な勉強に力を注いでいる優秀な学生の採用も期待できることなどが挙げられます。

そのほか内定の辞退に備えて、内定を過度に出さずに済むのもメリットです。会社を挙げての新たな試みは腰が重いかもしれませんが、結果的に会社内部の負担を減らし、より多様な学生の獲得が見込めます。

学生側のメリット

通年採用が学生にもたらすメリットも多くあります。勉強に時間を割いたり、実務的な長期インターンシップに参加してスキルを磨くことはもちろん、周りに合わせて焦って就職活動を始める必要もありません。さらにその学業やインターンシップの経験を生かした就職活動ができるため、より自分の進みたい道を考えて歩めるようになります。

そのほか一括採用の場合は、一度機会を逃してしまうと選考を受けることができない可能性もあります。しかし通年採用であれば、年間を通して選考を受けられます。焦ってあれこれエントリーすることなく、落ち着いて就職活動を進めることができるでしょう。