新卒で海外就職するコツ
ご紹介したように、海外就職にはさまざまな方法があります。しかし実は、どの方法にも共通したコツがあるのです。どんなことをすればいいのか、新卒で海外就職をするコツを3つご紹介していきます。
必要なスキルを身につける
海外では日本以上に実務経験が重要視されると考えましょう。語学はもちろんですが、働きたい分野でのスキルを身につけておくことも海外就職では必須。インターンシップ、ワーキングホリデーなどの場を利用して、少しでも企業の求める実務経験を積んでおくことが、後々の就職活動を有利に進めるポイントになります。
また語学であれば、英語で相手の考えを正しく理解することができるのか? そして自分の考えを正しく伝えることができるのか? という点が必要になります。ただしこれは日常会話ではなく、ビジネス会話でのこと。現地企業で働くビジネスパーソンとして、問題なくビジネス英語を操ることができるか? という視点で企業は選考を進めるでしょう。
留意点としては、求人によっては「未経験OK!」と書かれている求人があるということ。しかしスキル重視の海外企業にとっては、未経験者にかける教育のコストはもったいないと思われてしまいます。そのため、求人通りの給与がもらえないこともあるかもしれません。未経験の状態で応募をするよりも、何かしらの形で実績を積み、履歴書上で十分にアピールできるのが理想と言えるでしょう。
ネイティブの人に協力してもらう
新卒で海外就職するためのコツとして、ネイティブの人に協力してもらう方法も挙げられます。特に日本にいながらにして海外企業への就職を目指す場合には、現地の情報がなかなか手に入りにくいものです。もしもその国出身の友達がいれば、現状を教えてもらったり、その国の就職の文化などを教えてもらったりすることができるでしょう。
また可能であれば、履歴書のチェックもネイティブの人にお願いするべきです。その言語特有の言い回しや、より力強い書き方などに添削してもらうことで、書類の通過率を上げることができるかもしれないからです。まずは書類が通過しなければ、面接を受けることさえできません。書類を充実させるためにも協力してもらえるようなネイティブの知人がいれば心強いでしょう。
海外の求人サイトを利用する
新卒で海外就職するためのコツとしては、海外の求人サイトを上手に利用するということも挙げられます。日本に「マイナビ」や「リクナビ」などがあるように、海外でも求人掲載用のサイトが使われています。国や地域に合った媒体を使うことで、希望の仕事を見つけたり、応募したりすることができるでしょう。
海外向けの求人サイトの例としては、以下のサイトなどが挙げられます。
そのほか、各国で使われている新卒採用向けのサイトも数多くあります。希望勤務地の情報を広く収集して、現地学生たちに負けないくらいにアピールをしていきましょう。
おわりに
海外就職は可能ではあるものの、日本国内の就活以上にスキルや語学力が必要となるでしょう。日本国内にいれば「英語ができる人」とに見られても、英語圏の人たちにとっては話せて当たり前。ビジネス英語ができて初めて、就職活動の土台に乗ることができるのです。
しかし専門的なスキルや語学力は、入社前にある程度養うことができるもの。インターンシップ、留学、ワーキングホリデーなど、選択できる道は一つではありません。自分の希望に合わせ、後悔のない就職活動を行いましょう。
参考
新卒・未経験でも自力で海外就職する方法【エージェント不要】|SOLO LANGUAGE
【就活生必見】海外企業人事が語る!新卒で海外就職する方法や在学中にすべきこと|Kredo Blog
「新卒海外就職には覚悟が必要」ベトナム・ホーチミンのIT企業へ就職したTaishiさんインタビュー|本気留学ならサウスピーク
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