憧れの【海外就職】を新卒で叶えよう!方法やコツ・求人サイトまとめ - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

せっかく就職するのであれば、憧れの海外で働きたい! 新卒のうちから、そう思う人もいるでしょう。しかしどうすれば、新卒で海外に就職できるのでしょうか? 当記事では新卒から海外で働くことをかなえたい方のために、社会人1年目で海外就職する方法やコツについてご紹介していきます。

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新卒で海外就職はできる!

そもそも、新卒から海外就職をすることはできるのでしょうか? 結論からお伝えするのであれば、「正しい方法を使えば可能」です。現代の日本の新卒一括採用の制度では、みなが同じ求人サイトを使い、同じ時期に各社の説明会に行き、数度の選考を経て内定を勝ち取ります。しかしこれらはあくまでも、日本の学生向けの就職活動の流れです。海外で働きたい場合は、就職活動の方法も海外向けにすることが必要になります。

実際、海外で勤務することに憧れを抱いている学生は少なくありません。株式会社マイナビは、2018年4月にWEB上で「2019年卒マイナビ大学生就職意識調査」を行いました。対象は2019年3月卒業見込みの、全国の私立・国公立大学の当時の3年生と大学院1年生15,894人です。

調査項目の中で、海外就職に関する希望を問うものがありました。学生の回答結果をまとめると、以下のようになりました。

(単位:%)

仕事内容に関わらず海外で勤務したい 8.9
やりたい仕事があるので海外で勤務したい 9.3
希望する勤務地なら海外で勤務したい 30.7
海外勤務はしたくない 51.1

参考

2019年卒マイナビ大学生就職意識調査|マイナビ,p13

およそ9%が、仕事の内容に関係なく海外で勤務したいと考えていることが分かります。また、やりたいと考えている仕事をする場合、海外での勤務が必要だという学生もおり、学生が100人いればおよそ18人は海外勤務向けの就職活動を検討する、ということを示しています。

新卒で海外就職する5つの方法

それでは具体的に、どのような就職活動をすれば新卒での海外就職をかなえられるのでしょうか? 今回はその方法を5つに分けて、ご紹介していきます。

(1)海外のインターンシップに参加する

新卒で海外就職する方法の1つ目は、海外のインターンシップに参加するということ。特に希望の企業、国でのインターンシップは、実際に働くにあたってスキルをつけたり、文化を知ったりするために有効です。

日本の新卒採用はポテンシャル重視であり、入社前から大きなスキルの習得は求められることは多くありません。しかし海外では即戦力を重視したり、スキルを重視して新卒を採用したりしています。特に職務未経験の日本人の新卒を突然正社員として雇用することは、海外企業にとってはリスクにもなり得るのです。

インターンシップで入れば、正式雇用される前にスキルを磨くことができます。また求職者としても、その会社や国の文化と自分が合うか判断する機会を持つことができるのです。熱意をアピールすることにもつながるので、新卒での海外就職にはインターンシップをうまく活用するといいでしょう。

(2)海外の大学を卒業する

新卒で海外就職する方法の2つ目は、海外の大学を卒業するということ。特に希望する国の大学を出ていれば、同級生たちから就職活動の情報を聞くことができます。また海外就職で大きな問題となる「語学」の壁を、現地で過ごすことによって低くすることができるでしょう。

海外の大学を卒業しているということは、海外企業へのアピールにもなります。例えばその国に学生時代から関心があったことを示したり、その地域の暮らしや文化に理解があることを伝えることができます。また日本で英語やその国の言語を学んでいた学生よりも、現地で暮らしていたことがある人の方が、より流ちょうに言語を操ることができるでしょう。

(3)ワーキングホリデーに参加する

新卒で海外就職する方法の3つ目は、ワーキングホリデーに参加するということ。ワーキングホリデーは、18歳から30歳までの人を対象に、1年間海外で自由に過ごすことができるという制度です。

「ワーホリ」と略されることもあるこの制度では、1年間のうちに観光したり、学校に通ったり、働いてみたりなどさまざまなことを経験できます。1年間以上海外で暮らしたことがない場合は、ワーキングホリデーの制度を活用してその地域の暮らしや仕事に慣れると、就職する際のアピールとして使うことができるでしょう。

(4)専門留学をする

新卒で海外就職する方法の4つ目は、専門留学をしてみるということ。一般的に海外の学校に留学する際には、その国の文化への理解や語学スキルの習得などを目指して行うでしょう。一方で専門留学の場合は、語学以外の専門スキルを磨くことを目的としています。例えばITスキルや各種技術、芸術、教育など自分の希望する分野の専門性を高めることができるのです。

専門留学を行うメリットは、やはり「専門性を手に入れることができる」という点です。実力主義の海外市場では、実務的なスキルをどれだけ持ち合わせているかが大きなアピールポイントになります。専門留学によって希望分野の専門性を磨きながら海外で生活することは、語学・スキル両方の向上に大きく貢献するでしょう。

(5)日本の学校に通いながら応募する

新卒で海外就職する方法の5つ目は、日本の学校に通いながら海外企業向けの就職活動をするということ。具体的には、後述するような海外向けの求人サイトを用いれば求人を見つけることができます。

日本にいながらにして海外企業を対象とした就職活動ができる反面、応募書類をより充実させる必要があります。日本にいることを感じさせないほど、語学もスキルも採用するのに十分だ、と思われるような書類を作って応募することが必要です。