職種別・志望動機の書き方のポイント
こちらの章では、新卒に人気の職種別に志望動機の書き方のポイントを紹介します。
営業
営業担当者の多くは、未経験で入社します。営業は、相手先が個人や団体ということもあり、社外の人とコミュニケーションを図ることも多く、社交性・積極性・場の雰囲気を読む」などでは力を兼ね備えた人が向いている仕事です。
もし、志望動機を書いたり述べたりするのであれば、自分の性格だけでなく、これまでの成功体験なども加えておくと、説得力がアップした内容に仕上がります。
事務系
事務系には、人事や総務、経理、営業アシスタントといったバックオフィス業務があります。加えて、会社の土台的な役割を担い、社員が働きやすい環境を提供しています。
ただし、経験値が高くない新卒者には実際どのような仕事をしているのかが分かりづらく、志望動機が書きにくいと思う学生もいるのが現状です。
また、事務系の仕事は社内の各部署とのつながりが強く、社員と社員の間の橋渡し的な存在でもあります。コミュニケーション能力が高く、かつ相手を思いやる気持ちがある学生に向いている職種です。
もし、志望するのであれば、「Excelのスキルを生かしながら業務改善を働きかけ、社員が働きやすい環境作りに貢献したい」といった内容を考えておくのがおすすめです。
ITエンジニア
ITエンジニアは、理系の新卒に人気の職種であり、これからの日本や世界の社会を支えます。
ただ、自分が「理系で、ITエンジニアに向いているから志願した」「パソコンで開発するのに興味があった」といった志望動機だけだと次のコマへ進むのも困難です。
ITエンジニアとして仕事をしたいなら、その会社がどのような分野に強いかを研究することです。扱っている開発言語も会社によって違いがあるので、採用関連の情報をチェックするのは必須。「貴社が今後展開する予定の〇〇プロジェクトのメンバーとして、得意のPythonを活用しながら、多くのユーザーに貢献していきたいです」などの受け答えができるようにしておきましょう。
志望動機が思い浮かばない場合の対処法
志望動機が簡単に思い浮かぶ学生もいれば、そうではない学生もいます。もし、志望動機がうまくイメージができないなら、自己分析や過去の出来事などの振り返りを細かくすると、志望する企業とのつながりが見えてくることあります。そして、業界地図などを活用し、企業や競合他社の研究をしておくと何らかのヒントが見つかるかもしれません。
まとめ
今回の記事では、新卒面接で肝となる志望動機のポイントについて紹介しました。ただ漠然と「興味のある分野なので」「将来性のある会社だから」「自分の得意分野なので」というだけの志望動機では、ほかの学生との差別化も図れません。次のステップにつなげることも困難といえるでしょう。
大切なのは、自分が今まで経験したことを振り返りつつ、どうしてこの会社が良いのかを深く考えることです。このようなアクションをすることで、モノやコトを俯瞰する力も養われ、志望動機の内容にも磨きがかかることでしょう。
参考
就職面接を左右 志望動機は採用者のニーズを盛り込め|U22|NIKKEI STYLE
就活の自己PRの書き方とは?面接でも使える例文つき! [大学生の就職活動] |All About
内定を出したい学生はどんな学生? 住友商事人事担当者に聞く|早稲田ウィークリー