新卒用ハローワークの求人例
実際には、どのような求人が掲載されているのでしょうか? 今回は3つの職種に分け、実際の求人例を参考に、どのような求人が掲載されているのかをご紹介していきます。
(1)事務職の求人例
事務職は新卒や既卒を問わず、特に女性から熱い支持を得ている職種です。銀行、保険、不動産などあらゆる業界で募集がかけられているものの、その人気から高い倍率を誇っています。そんな人気の事務職も、新卒応援ハローワークから求人を見つけることができるのです。
例えば就業場所を「北海道」に指定し、雇用の形態は派遣・請負を除いて検索をかけてみます。職種を「一般事務の職業」に指定してみると、184件の求人が表示されました。同様の条件で就業場所を「沖縄県」に指定してみても、95件の求人を見つけることができました。
ただし、業種や給与はさまざまです。月給も13万円というものから20万円以上のものまで表示されています。人気の事務職に新卒で就職したい就活生にとっては、魅力的な求人が見つかる可能性があるでしょう。
(2)営業職の求人例
続いて、営業職の求人ではどうでしょうか。同様に北海道と沖縄県に設定し、「営業の職業」を検索してみます。
結果、北海道では221件、沖縄県では57件の求人が表示されました。多くが「営業職」または「総合職」としての募集となっています。先ほどの一般事務に比べて給与は高いものが多く、フレックスタイム制を導入している企業や、学歴を問わず月給が25万円という求人も見受けられました。
柔軟な働き方ができる企業や給与の高い企業は人気があり、倍率は高くなってしまいます。しかし、一般の新卒採用媒体には掲載されていない可能性もあるため、興味があれば職員に相談してみるといいでしょう。
(3)専門職の求人例
最後に、専門的な職業の求人を調べてみましょう。職業分類「専門的・技術的職業」の中から、今回は「開発技術者」を選択し、北海道と沖縄県のそれぞれの検索結果をご紹介します。
結果、北海道では29件、沖縄県では5件の求人が表示されました。ソフトウェア関連の技術者はもちろん、配電盤の設計や食品製造業の製造スタッフなど、さまざまな業種の求人が登録されています。
あまりにも多くの求人が表示されてしまうと、どれに応募すればいいのか迷ってしまうかもしれません。ある程度業種や希望条件で絞り込んで、興味のある求人を洗い出せるようにしましょう。
新卒用ハローワークを利用する際の注意点
便利な上に無料で利用できる新卒応援ハローワークですが、利用する際にはいくつか注意しておかなければいけない点があります。まず、新卒応援ハローワークは多くの学生たちに利用されています。そして就活生一人ひとりに対し、職員がジョブサポーターとしてきちんと支援を行っています。いくら紹介状を発行してもらったからと言って、自分だけが有利になるわけではありません。
また採用活動をしている企業の状況も日々変わっていきます。なかには求人票の内容と現在の状況が異なっている場合もあり、実際の面接で聞いた話に相違点が生まれる可能性もあります。
新卒応援ハローワークは、あくまでも就職活動の方法の1つです。上記の注意点を踏まえて、「働くのは自分なんだ!」という意識を忘れずに利用することが大切です。
おわりに
新卒としての就活は、何もかもが初めての経験です。何から始めればいいのか、どのように進めたらいいのかなど、不安なことが次から次へと生まれてしまうこともあります。そんなとき、新卒応援ハローワークは大きな支えとなるでしょう。
また就職について誰に相談すればいいか分からないという場合にも、第三者の意見を聞くことができます。ほかにも対策講座をメインに利用するなど、就活生それぞれに合った使い方ができるのも新卒応援ハローワークの特徴です。就職活動について何か相談したいことがあれば、気軽に利用してみてはいかがでしょうか?
参考
求職申込み手続きのご案内|ハローワークインターネットサービス
思いつきで【新卒応援ハローワーク】に行ってみた|Maybeのたぶんそうかもしれない
新卒応援ハローワークの評判は?就活に役立てるポイント|はたらくす