期待と不安に胸を膨らませて、社会に飛び出した新卒の社会人たち。楽しみの1つに「ボーナス、いくらもらえるのかな？」という期待を持っている人も多いでしょう。とは言えまだまだ1年目。期待できないとは思うものの、いくらもらえるのかは気になるところです。当記事では新卒のボーナスがもらえる時期や金額についてご紹介していきます。
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もくじ
【いつ？】新卒のボーナスがもらえる時期
「夏のボーナス」「冬のボーナス」という言葉を耳にしたことはありませんか？ 実際に、夏や冬にボーナスの支給時期を置いている企業は多くあります。しかし、企業によってはボーナスなしの年俸制を取り入れていたり、年1回だったり、さまざまな制度がとられています。
今回は多くの企業で取り入れられているような夏・冬の2回に分けて賞与が支給される場合を取り上げ、新卒はいったいいつ、どの位のボーナスがもらえるのか？ という点についてご紹介していきます。
夏は「寸志」の可能性大
夏のボーナスの場合、新卒社員は入社してからわずか3〜4ヶ月しか経っていません。そのため夏に何らかのボーナスが出るとしても、満額をもらうことは難しいでしょう。
産労総合研究所が2019年に行った「2019年度 決定初任給調査」というアンケート調査では、同研究所の会員企業および上場企業の336社から新卒の給与に関する回答を得ています。同調査によれば、新入社員に対して何らかの形で夏のボーナスを支給すると回答した企業は88.1％という結果になりました。
ただし、通常のボーナスとは異なり、「寸志」という形での支給であると回答した企業が64.5％を占めています。金額には差がありますが、およそ7〜9万円が支給されるようです。
しかし、状況は企業によって大きく異なります。寸志の額が3万円の企業もあれば、支給されないという企業もあります。満額支給は期待できない、と覚えておくといいでしょう。
参考
新卒は冬から支給される
「ボーナスは年2回」という企業は多く、夏は支給されなくても冬から新卒もボーナス支給の対象になる可能性は高いです。金額としては、およそ月給の2ヶ月分が想定されます。夏の支給が寸志であっても、冬はある程度期待していいでしょう。
気をつけなければいけないのは、ここで言う「月給」は月の支払い額のうちの「基本給」を指すことが多いということ。時間外労働で残業代がかさんでいる場合、残業代を含めた月給の2ヶ月分を期待してしまう人もいるかもしれません。
企業によって異なるものの、あくまで基準となるのは毎月の基本給であることは大いに考えられます。いくらもらえるのかな？ と計算する場合には、基本給を軸に計算してみるといいでしょう。
