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アカデミー受賞者を最も多く輩出していると言われる南カリフォルニア大学。有名なのは映画学部だけではありません。ほとんどの学部が全米トップクラスの教育を行っています。名門南カリフォルニア大学に留学するにはどうすればいいのでしょうか? 入学の難易度と留学情報、著名な卒業生をご紹介します。
もくじ
南カリフォルニア大学とはどんな大学?
各界の一流の人材を輩出する名門私立大学
南カリフォルニア大学(略称USC)は、カリフォルニア州ロサンゼルス市に拠点を置く名門私立大学です。150以上の専攻科目を有し、2万人の学生が学んでいます。教員数と学生数の比率は8対1で、1クラス平均26人という小規模クラスで手厚い指導をしています。映画・経済・科学・ビジネス ・音楽など、さまざまな分野においてトップレベルの人材を輩出しています。
全米大学ランキングトップレベル
USCは、U.S. Newsによる全米大学ランキングで、カリフォルニア大学バークレー校と並んで22位にランクインしています。タイムズ・ハイアー・エデュケーションによるTHE全米大学ランキングでは18位にランクインしています。
参考
University of Southern California – Profile, Rankings and Data | US News Best Colleges
University of Southern California | World University Rankings | THE
南カリフォルニア大学の難易度・レベル
アメリカの大学の選考過程で、最も重視される2つの指標を見てみましょう。
合格者のGPA(成績評価)レベル
アメリカの大学の選考基準では、高校の成績が重視されます。さまざまな高校の成績を比較する指標として、Grade Point Average(GPA)という統一した指標を用います。GPAとは、授業科目ごとに5段階評価された成績を0.0~4.0点のGrade Pointに換算し、それを高校の間に取得した教科ごとの単位数で割って平均値を割り出したものです。最低は0.0点、最高は4.0点になります。主要教科のみならず体育や音楽も含めたすべての教科のGPAが選考対象となります。
USCのGPAは3.76点と言われます。高校の成績表がABCDEの5段階評価の場合、すべての科目がAまたはBで、しかもAの方が多いことが求められます。
参考
This Year’s USC Admission Requirements | PrepScholar
合格者のSATおよびACT(共通試験)レベル
GPAのスコアは、在籍している高校内での評価を表しますが、当然ながら高校によって学力の差があります。それに対し、全米の高校生の標準に照らし合わせた学力テストが、SATやACTと呼ばれる全米共通の科目別標準テストです。アメリカの高校生が大学に進学するには、SATかACTのどちらかのスコアを提出しなければなりません。
SATは、Math(数学)とReading・Writing(読解・ライティング)で、それぞれ800点ずつ、1600点満点のテストです。SATは何度でも受けることができ、受験したSATの結果すべてを志望大学に送ります。USC合格者のSAT平均スコアは、数学が710点、読解・ライティングが690点で、合計1400点を得ています。一方で、合格者の下位25%は、SATスコアが数学650点、読解・ライティング650点の合計1300点です。
一方、ACTは受験回数が12回までと決められていますが、その中から最もいいスコアを選んで提出することができます。ACTは、Reading(読解)・English(英語)・Math(数学)・Science(科学)の4教科各36点満点のテストで、4教科の平均スコアを出します。USC合格者のACT平均スコアは32点です。合格者の下位25%のスコアは30点です。
南カリフォルニア大学では、SATやACTの合格最低スコアは設定されていません。しかし、平均点を下回るスコアの場合は、その分GPAなどほかの提出資料でアピールできる成績が必要でしょう。
参考
This Year’s USC Admission Requirements | PrepScholar