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高1の英語は、時制や分詞、動名詞、不定詞、受動態など、英文法で重要な内容が詰まっています。今回の記事では、高1で学習する英語の項目を16に分けてご紹介します。また最後には、英語を高1から学習した方がいい理由をご紹介しています。ぜひ、目的意識や納得感を持って英語の学習に取り組んでもらえればと思います。
もくじ
高1で習う英語の一覧
高1で習う英語は、大きく16の項目に分けることができます。大学受験の文法の基本が詰まっていますので、今のうちに理解しておけるように学習を進めていきましょう。
①基本文型
高校英語では、基本文型を学びます。高校で習う英語の文型は、第1文型から第5文型まであります。
- SV(主語・動詞)
- SVC(主語・動詞・補語)
- SVO(主語・動詞・目的語)
- SVOO(主語・動詞・目的語・目的語)
- SVOC(主語・動詞・目的語・補語)
SVは、SがVの状態にあることを示しており、下記のような文章が当てはまります。
I live in Tokyo.(私は東京に住んでいます。)
SVCは、S=Cの状態であることを示しており、下記のような文章が当てはまります。
You look happy.(あなたは幸せそうです。)
SVOは、第2文型とは異なり、S=Oではありません。下記のような文章が当てはまります。
I marry you.(私はあなたと結婚します。)
SVOOは、give, teach, tell, show, lendなどの動詞が使われ、SがO1にO2を与える・教える・話す……となります。下記のような文章が当てはまります。
I teach you mathmatics.(私はあなたに数学を教えます。)
SVOCは、O=Cという関係になり、下記のような文書が当てはまります。
I believe him honest.(私は彼が正直者だと信じています。)
②時制
時制は、日本語では理解しにくい英語表現の1つです。高1では、現在形と現在進行形、過去形と現在完了形、未来形、過去完了形、時制の一致を学習します。
現在形や過去形、現在進行形、未来形は日本語でも理解できる時制です。しかし、現在完了形や過去完了形は混乱しやすいポイントとなっており、時制の一致は入試でも頻出となります。
学習のポイントは、それぞれの時制の本質的な意味を捉えることです。例えば、現在形は、「太陽が昇る」という変わらない事実や繰り返される「習慣」を表現するときに使うものです。
③助動詞
助動詞は、英語を使うときに欠かすことができない基本要素の1つです。基本助動詞は、5つあります。
- Must(~しなければならない、~に違いない)
- Should(~すべきだ、~はずだ)
- Can(~できる・してもよい、ありうる)
- May(~してもよい、~かもしれない)
- Can not(~できない、~はずがない)
上記の5つに加えて、willやwouldの使い方なども学習します。
④受動態
受動態とは、「される側」を主語にした文のことで、「BがAに~される」となります。受動態は、主語が分からない場合や主語が分かりきっている場合に使われます。
My car was broken.(私の車が壊された。)
ほかにも、進行形の受動態や完了形の受動態、助動詞と共に使う受動態などいろいろな受動態を学習します。
⑤動名詞
動名詞は、動詞を「~ing」の形にすることで、名詞の役割を持たせるものです。
He is good at playing basketball.(彼はバスケットをするのが得意です。)
I finished cleaning my room.(私は部屋の掃除を終えました。)
動名詞は、名詞の役割を果たすため、主語や目的語、補語として使われます。
⑥不定詞
不定詞は、「to + 動詞の原形」で表されるものです。用法は、名詞的活用・形容詞的活用・副詞的活用の3つに分かれます。それ以外に、不定詞の否定形や完了形、予定・義務・意志・可能・運命を表現する「be to + 動詞の原形」も学習します。
⑦分詞
分詞は、「~ing」の形で表現される現在分詞と、受動態の形で表現される過去分詞の2種類があります。役割は形容詞と同じで、名詞を修飾する働き、文の補語になる働きがあります。基本的な文は、それぞれ下記のとおりです。
I know the man standing over there.(あそこに立っている男性を知っています。)
We kept the door closed.(私たちはドアを閉めたままにした。)
⑧関係詞
関係詞は、主語・動詞と名詞をつなげる役割を持っています。先行する言葉が人であればwho(主格), whose(所有格), whom(目的格)が使われ、先行する言葉が人以外であればwhich(主格), whose(所有格), which(目的格)が使われます。
また、先行する言葉が、場所の場合はwhereを、時の場合はwhenを、理由の場合はwhyを使います。
⑨比較
比較は、2つのことやものを比較する表現方法です。その中でも、the + 比較級、no + 比較級、最上級の範囲を学習します。the + 比較級とno + 比較級の例文は下記のようになります。
I am the older of the two.(私は2人のうちで年配の方だ。)
He is no younger than I.(彼は私と同い年である。)
⑩否定
英語の否定は、「not」だけではありません。高1英語では、慣用的な表現や部分的な否定の方法を学習します。慣用的な表現の例は、「far from~:~からほど遠い」で、否定的な慣用表現になります。
また、部分否定は「not + ○○」で表現されます。
- not all(すべて~というわけではない)
- not every(すべて~というわけではない)
- not always(いつも~というわけではない)
- not necessarily(必ずしも~というわけではない)