TOEIC®テストは対策が必須!必要な勉強時間は?
TOEIC®テストは、広範囲な語彙・文法・構文と高度なリスニングスキルが必要とされる試験であるため、高得点を狙うにはテスト対策が必要です。そこで、TOEIC®テスト対策の初歩と、スコア600点をとるのに必要な勉強時間について、学術、研究、教育の振興に寄与するイギリス・オックスフォード大学の一部局である会社「Oxford University Press」の情報を参考にご説明します。
TOEIC®テスト対策の初歩
Oxford University Pressでは、教師が生徒に教えるべきTOEIC®テスト対策を説明しており、それを簡単にまとめたものが以下になります。
【教師が生徒に教えるTOEIC®テスト対策の初歩】
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受験スキル |
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言語スキル |
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参考
TOEIC®テストの勉強を始める前に、まず現在の英語力を知ることが大切です。TOEIC®テストを受験して目標スコアまでの英語の不足分量を正しく把握しましょう。その上で、学習スケジュールを立て、勉強するための参考書を揃えて正しい英語の語彙・文法・構文を身につけていきましょう。
そしてテスト対策として受験スキルや、リスニング対策として言語スキルを磨くといいでしょう。
スコア600点に到達するまでに必要な平均勉強時間
Oxford University Pressが示す、TOEIC®で650点を取るために必要な平均勉強時間は次の通りです。
【TOEIC®650点をとるために必要な平均勉強時間】
現在のスコア | 必要な勉強時間 |
250点 | 950時間 |
350点 | 700時間 |
450点 | 450時間 |
550点 | 225時間 |
参考
目標スコアがTOEIC®600点の場合、上記表よりも少ない勉強時間でいいと考えてください。上記表より短時間で英語力を上げることはできないことが分かります。
高得点を狙う場合の勉強の推奨優先順位
Oxford University Pressが推奨するTOEIC®テスト問題別の勉強優先順位は次の通りです。
【TOEIC®の問題形式と推奨優先順位】
セクション | 問題内容 | 問題数 | 勉強時間配分 |
Listening Part1 | 写真描写問題 | 6問 | 5% |
Listening Part2 | 短文応答問題 | 25問 | 10~15% |
Listening Part3 | 長文会話問題 | 39問(3×13問) | 15~20% |
Listening Part4 | 長文説明問題 | 30問(3×10問) | 20~25% |
Reading Part5 | 短文穴埋め | 30問 | 5~10% |
Reading Part6 | 長文穴埋め | 16問(4×4問) | 5~10% |
Reading Part7
(注) |
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25~30% |
(注)Reading Part7は、細かく分けると次のような問題構成になっています。
- シングルパッセージ:1つの文章を読んで、2~4つの設問に答える。
- ダブルパッセージ:2つの文章を読んで、5つの設問に答える。
- トリプルパッセージ:3つの文章を読んで、5つの設問に答える。
参考
TOEIC500点を達成する勉強方法とおすすめ参考書(2018.12.21)|トイグル
Oxford University Pressは、高得点を取るためには短文問題よりも長文問題対策をするよう推奨していることが分かります。
TOEIC®600点を取るための勉強方法
TOEIC®600点を取る秘訣として多くの経験者が述べているのは、TOEIC®500点を取ったときよりも一日の勉強時間を増やすことです。また、半年間で目標スコア600点に達成するために、平日3時間・土日10時間勉強するべきという意見もあります。つまり、高得点を狙うためには勉強量を増やすのが最優先課題であることが分かります。
では、TOEIC®600点を取るために取り組んだ学習について、経験者の意見を簡単にまとめました。なお、TOEIC®500点の語彙・文法・構文やリスニング力は当然身についていることを前提とした勉強のコツを記してあります。
- 知らない単語は、すぐに調べて書き取りさらに単語力を鍛える。
- 英文法の基礎固めをするために、構文を理解して身につける。
- 問題を繰り返し解いて、経験値を積み、TOEIC®の問題に慣れる。