【出題例あり】漢検3級に出題される四字熟語ってどんなものがある？

漢字検定は幅広い年齢層に人気のある検定試験です。1級から10級までのレベルに分かれ、自分に合った級を年齢に関係なく受検できることから、近年ではシルバー層や小学生なども積極的に受検をしています。

漢検3級はその中でも最も多くの人が受検をする級で、2018年度に行われた3回の試験では受検者数がすべて100,000人を超えています。この記事では漢検3級の概要とともに、苦手な人が多いとされる四字熟語についての出題傾向と攻略方法をご紹介します。

漢検3級のレベルってどのくらい？

漢検の中でも人気のある3級ですが、レベルや出題内容・合格率などはどのようになっているのでしょうか？

受検の目安・審査基準

漢検を主催する公益財団法人日本漢字能力検定協会は3級の受検の目安や審査基準を以下のように定めています。

出題レベル

中学校卒業程度（1,607字）

審査基準

《読むことと書くこと》

小学校学年別漢字配当表のすべての漢字と、その他の常用漢字約600字の読み書きを習得し、文章の中で適切に使える。

音読みと訓読みとを正しく理解していること

送り仮名や仮名遣いに注意して正しく書けること

熟語の構成を正しく理解していること

熟字訓、当て字を理解していること（乙女／おとめ、風邪／かぜ　など）

対義語、類義語、同音・同訓異字を正しく理解していること

《四字熟語》

四字熟語を理解している。

《部首》

部首を識別し、漢字の構成と意味を理解している。

（引用元：各級の出題内容と審査基準　漢検の概要｜日本漢字能力検定）

出題内容

漢検3級の主な出題内容は以下のとおりです。

漢字の読み
漢字の書き取り
部首・部首名
送り仮名
対義語・類義語
同訓・同音異字
誤字訂正
熟語の構成
四字熟語

合格率

漢検3級の合格ラインは正答率70％程度です。200点満点のテストなので、140点が合格のボーダーラインといわれています。ここでは2018年度のデータをご紹介し、実際の合格率を見ていきましょう。

	受検者数	合格者数	合格率
2018年度第1回	153,862人	70,380人	45.7％
2018年度第2回	189,600人	82,526人	43.5％
2018年度第3回	135,984人	62,274人	45.8％