TOEFL Juniorとは?3つの特徴と受験するメリット! - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

TOEFL Juniorは、世界基準で英語のコミュニケーション能力を測ることができる試験です。受験することで、自分の英語力を把握することができ、大学留学へ直結するTOEFL iBTへとつながります。磨きたい技能によって、StandardかSpeakingを選んで受験することをおすすめします。

TOEFL Juniorとは?

TOEFL Juniorは、英語のコミュニケーション能力を測る中高生向けのテストです。リスニングとリーディングを測るStandardと、スピーキングを測るSpeakingテストの2種類があります。ここでは、テスト内容と申し込み方法までご紹介します。

TOEFL全体での位置づけ

そもそも、TOEFLは1964年にアメリカのEducational Testing Service(ETS)が開発した「英語を母国語としない人々の英語コミュニケーション能力を測るテスト」です。世界150ヶ国以上で利用されており、これまでに約3,500万人が受験しています。

TOEFLには、小学生と中学生向けのTOEFL Primaryと、中学生と高校生向けのTOEFL Junior、大学生と社会人向けのTOEFL ITPとiBTの4種類があります。TOEFL Juniorは、英語圏の大学に進学する際の基準になる、TOEFL iBTへの懸け橋となるテストと言えるでしょう。

StandardとSpeakingの違い

TOEFL Juniorには、StandardとSpeakingの2種類があります。それぞれ、測定する能力と、テストの形式が異なります。

測る力 テスト形式
Standard リスニング、文法・語彙、リーディング ペーパーベース、マークシート方式
Speaking スピーキング Computer Based Testing

参考

TOEFL Junior® Standard とは|ETS

テスト内容

TOEFL Juniorの各テストの内容は下記の通りです。

【Standardのテスト内容】

(参照元:テスト内容|TOEFL Junior® Standard テスト構成|ETS

リスニングは、日常会話や自然科学・社会科学・人文科学・芸術などの学術的な分野から出題されます。文法・語彙では、手紙やメール、エッセー、伝記などの分野から出題。リーディングでは、ポスターやメールなどの日常的なものと学術的な文章から出題されます。

テスト日程と申し込み方法

TOEFL Junior Standardのテストには、定員がない公開テストと定員がある留学テスト・季節テストがあります。申し込みは、インターネット上で済ませることができます。申し込み完了後、受験案内メールが送られてきます。受験票は送付されません。

2019年11月時点で公開されている、2020年以降のスケジュールは下記の通りです。

試験日 テスト種別 申込期間 受験地
2020年1月12日(日) 留学希望者 9月5日~12月26日 東京
2020年1月19日(日) 留学希望者 9月5日~1月10日 東京・大阪
2020年2月9日(日) 留学希望者 9月5日~1月31日 東京・大阪
2020年6月21日(日) 公開テスト 札幌・仙台・埼玉・千葉・東京・横浜・名古屋・大阪・神戸・広島・福岡
2020年12月6日(日) 公開テスト 札幌・仙台・埼玉・千葉・東京・横浜・名古屋・大阪・神戸・広島・福岡

※試験日は追加・変更の可能性があるので、必ず公式ホームページをご確認ください。

参考

TOEFL Junior® Standard テスト日程とお申し込み|ETS

TOEFL Juniorの3つの特徴

中高生向けのTOEFL Juniorは、世界中で認知度の高いTOEFL系統の試験です。「世界基準」であることがTOEFL Juniorの特徴と言えるでしょう。

世界65ヶ国以上で活用

TOEFL Juniorは、世界150ヶ国以上で活用されているTOEFLテストが母体で、TOEFL Juniorも世界65ヶ国で活用されています。また、世界的な外国語の指標である「CEFR」でいうA1~B2レベルまで測定できるとされています。

世界最大の教育測定機関ETSが開発

ETSは、教育機関・企業・政府と協力して試験の開発・実施・評価を行う非営利団体です。世界180ヶ国以上、9,000ヶ所以上の場所で、毎年5,000万件以上の試験を扱っています。60年以上の歴史を持つ、世界でも最大規模の教育測定機関です。

世界の同世代のレベルが分かる

TOEICは、日本や韓国では知名度の高い試験ですが、世界的には日本ほど認知度は高くありません。逆に、日本では認知度の低いTOEFLの方が、英語圏の大学の留学資格要件に記載されていることが多いようです。TOEFL Juniorを受験すると、世界基準で同世代のレベルを知ることができるでしょう。