漢検4級のおすすめ勉強法
漢検4級に合格するための、おすすめの勉強法をいくつか紹介します。漢字の読み書きや意味について覚える作業が中心となります。学習者それぞれに合った方法を選んで進めていってください。
書き取りと読みを重点的に学習
漢検4級の試験は、漢字の読みと書き取りの配点が70点と高く、全得点の30%を占めています。そのため漢検4級の対策としては、漢字の読みと書きを中心に行うのがおすすめです。また、漢字の読みと書き取りは漢検の試験の中でも比較的正答率が高く、勉強すればそれだけ得点にもつながりやすい分野でもあります。
漢字の読みと書き取りの勉強方法は人によりさまざまですが、まず漢字の「読み」を先に覚えてから「書き」を覚えるのが効果的です。漢字が読めるようになったら、書く練習を始めます。
声に出して覚える
漢字の読みの対策では、声に出して覚えるようにしましょう。さまざまな研究により音読の効果が証明されており、黙読と比べ音読は集中力が高まり長期的に記憶に残りやすいと言われています。漢字の読みを一つひとつ意識しながら繰り返し声に出して練習し、記憶の定着力アップを目指しましょう。
書いて覚える
漢字や熟語の書き取り対策は、実際に手を動かして覚えることが重要です。大人に限らず小学生・中学生の間でもパソコンやスマートフォンが普及し、字を書く機会が減っています。「読めるけど書けない」漢字が増え、漢検の試験でも漢字を「書く」問題で思うように点が取れないという人もいます。正しい書き順やトメ・ハネ・ハライを意識しながら、覚えたい漢字を数回書いて練習するようにしましょう。
四字熟語は早めに対策
漢検4級の中で比較的正答率が低いのが四字熟語です。四字熟語は4つの漢字とそれぞれの意味を覚える必要があり時間もかかるので、できるだけ早めに対策を始めることをおすすめします。四字熟語は声に出したり書いたりして覚えるのに加えて、2つの熟語に分けて意味を考えながら学習すると効果的です。より記憶に定着させるためにも、時間をかけて繰り返し学習するように心がけましょう。
問題集を活用する
問題集を利用して、効率的に漢検4級の対策を進めましょう。まずは過去問題集を使って自分の今の修得レベルを把握し、苦手な分野は分野別の問題集などで集中的に学習します。初めからあれもこれもと、たくさんの問題集を購入する必要はありません。1〜2冊の問題集を正解・理解できるまでじっくりと取り組むといいでしょう。できるまで繰り返すことが大切です。
まとめ
漢検4級の合格点や試験内容、勉強法などについて紹介しました。漢字は大学入試や就職試験はもちろん、社会に出たときにも役立つ知識です。自分のレベルに合った級から挑戦し、合格に向けて対策を進めていきましょう。また漢検4級は、しっかりと対策をすれば小学生や中学1・2年生でも十分合格を狙える級です。ぜひ漢検4級合格を目指して、漢字の学習に取り組んでみてください。
参考
小学校学習指導要領|第2章 各教科 第1節 国語|文部科学省
漢検4級を最短で合格をするための勉強法と教材|School Post
漢字検定4級は何年生からで大人は受ける?レベルやおすすめの問題集も解説!|徒然なる月乃物語
国語の『漢字』を記憶する5つの覚え方|School post