一橋大学の偏差値と難易度を全体・学部ごとに紹介。大学の特徴は？ - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

社会学部

偏差値・センター得点率

社会学部も前期試験のみの入試です。センター得点率が90%と、他学部と比較するとやや難易度が高くなっています。

（一橋大学/偏差値・セ試得点率｜大学受験パスナビ：旺文社　より筆者作成）

合格者の最低・最高点

2019年入試を見てみると、センターの最高点は他学部とあまり変わらないものの、最低点がやや高いことが分かります。センター試験で大きな失敗をしないような対策が求められそうです。

（平成 31 年度一橋大学一般入試合格最高点・合格最低点 | 一橋大学　より筆者作成）

総合点は以下のように計算します。センター試験のうち理科の配点が高いのが特徴です。

（平成31年度一般入試募集要項 | 一橋大学　16ページより筆者作成）

2019年入試の倍率は3.2倍で、足切りラインの3倍をやや上回っています。

（平成31年度一般選抜 出願・選抜状況 入試データ（志願・選抜状況、合格点等） 学部入試情報 一橋大学で学びたい方へ | 一橋大学 　より筆者作成）

他大学とどう違う？一橋大学の特徴

子供の成績を見ながら大学選びをしていると、「この大学とあの大学だったらどっちの方がいいんだろう？」という疑問を抱くことはないでしょうか。一橋大学は国立大学の中でも特徴のある大学です。特性をよく知って検討しましょう。

文系でも社会科学系に特化

最も大きい特徴は学部の構成です。一橋大学は商学部・経済学部・法学部・社会学部の4学部からなります。これらはどれも文系学部ですが、特に社会科学系に強い大学といえます。

一橋大学は前身が商科大学だったという経緯もあり、産業界に向けて人材を育成する意識の強い大学です。難易度が近い東京大学は「官僚育成の大学」、京都大学は「自由な大学」などと形容されることがありますが、それらと比較すると一橋大学は実学への志向が強い堅実な学風があると言えるでしょう。

少人数制のゼミナール教育を基幹としつつ、他学部の授業も積極的に受けられるようになっています。大学全体が少人数なので、落ち着いた環境でしっかり学びたい人に向いている大学です。

参考

一橋大学の特色 大学案内 一橋大学で学びたい方へ | 一橋大学

理系・人文系を学びたい人は他大学も検討しよう

上記のような理由から、子供が理工系を学びたいのであれば、他大学を選ぶ選択肢もあります。また、文系であっても文学・語学など人文系の分野を学びたい人も、進路としては再考の余地があるでしょう。

社会科学系に特化している一橋大学ではありますが、社会学部では一部、人文系のゼミナールも開講されています。子供の関心のある授業、ゼミがあるかどうか事前にウェブサイトで確認し、可能であればオープンキャンパスなどに足を運び、雰囲気を確認しておくといいでしょう。

参考

社会学部について | 一橋大学大学院社会学研究科・社会学部

まとめ

一橋大学の偏差値・得点率や足切りされる点数など、入試の難易度について紹介しました。国立大学の中でも社会科学系で強い特徴を持つ大学です。進路選びの際には入試科目だけでなく大学の専門性もよく吟味してください。

参考

募集要項 一橋大学で学びたい方へ | 一橋大学