トピック・キーワード・テーマの関係
テーマを考えるための作業を、トピック・キーワード・テーマの関係をトピック「地球温暖化」を例にしてまとめました。
トピック
「地球温暖化」
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キーワード
「ヒートアイランド現象」「ゲリラ豪雨」「温室効果ガス」
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テーマ
キーワードを「意義のある質問」として提示したもの
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（石井一成（2016年）『ゼロからわかる大学生のためのレポート・論文の書き方』ナツメ社, p91 より筆者作成）
テーマを決める時の注意点
レポートのテーマを決める際に気をつけるポイントをまとめました。
読み手が見てすぐに内容がわかるテーマを選ぶ
テーマは、それを読み手が見ただけでレポートに何が書かれているのかすぐ分かるようなものを選びましょう。読み手の興味を引くためにわざと難しい言葉を選んだり、英語で言ってみたりすると、伝わりにくく逆効果になってしまうこともあります。
自分の主張をはっきりさせる
レポートでは、伝えたいことを明確化することが重要です。そのためにもテーマを設定する段階で、論じたいことがはっきりとわかる具体的なテーマを選ぶように心がけましょう。また、テーマが具体化されていないと、自分の主張がはっきりしない内容のレポートになる可能性があります。レポートを最後まで読んだ後に「結局この筆者は何を伝えたかったのだろうか」と読み手に思わせないような、しっかりとしたテーマを設定することが大切です。
人を引きつけるテーマを選ぶ
レポートを書くときは、読み手を意識して取り組むといいでしょう。読み手の興味を引きつけるようなテーマを選ぶようにしてみてください。レポートのテーマを見た読み手が、本文を読みたいと思うようなテーマ設定を心がけましょう。テーマを選ぶ時に、トピックに自分自身が好奇心を持ってキーワードを探し、さまざまな視点から考えてテーマに結びつけるようにすると効果的です。
まとめ
レポートのテーマの決め方や注意点などについて紹介しました。レポートを書く際は、本文を書く作業を急ぐあまり、きちんとしたテーマの設定ができておらず、途中で何を書いていいか分からなくなってしまう学生も多いようです。テーマについてじっくりと考え、明確で具体化されたテーマを設定することがレポートをスムーズに進めるポイントになります。ぜひ少し時間をかけてテーマ設定に取り組んでみてはいかがでしょうか。
参考
テーマ設定のコツ：論文・レポートを書く前に｜多田泰敏（北海道大学）
大学の課題レポートの書き方とコツ｜テーマ設定・情報収集・鉄板の構成｜Campus Hub
【保存版】レポート・論文で「問い」を立てられないときのヒント｜kimilab journal
