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最近ではほとんどの大学のレポート作成にパソコンが使用されていますが、教授によっては手書きのレポートを指示することもあるようです。メールやLINEの使用が主で、日頃から手書きに慣れていない場合も多く、手書きレポートは何を使ってどのように書けばいいのか分からないという人もいるでしょう。当記事では、手書きのレポートの書き方や注意点などについて詳しく解説します。
もくじ
どうして手書き?手書きのレポートのいいところ
レポートを手書きで指定する教授の意図としては、「コピペ(コピー&ペースト)」防止、つまり、インターネットなどの文書を複製し貼り付けるパソコンの操作を防止することにあるようです。パソコンを使えば、インターネットの記事やほかの学生が作成したレポートなどを簡単に自分のレポートに貼り付けることができてしまいます。
パソコンを使うより相当の時間がかかりますが、レポートを手書きすることにより文章の流れを把握しやすいので、レポートをあまり書き慣れていない学生には特におすすめです。
手書きレポートの一般的なルール
手書きであれパソコンであれ、レポートを書くときの文章の構成や流れは同じです。しかし、使用する紙や筆記用具、文字数や余白など、手書きレポートについて疑問を持つ人も多いでしょう。ここでは、手書きレポートを作成する前に知っておきたい一般的な手書きレポートのルールについて説明します。
用紙の選び方
手書きレポートに使う用紙は、教授から指定がない限り、罫線入りのレポート用紙を使いましょう。コピー用紙のような無地やカラフルな柄の入ったもの、罫線が入っていてもルーズリーフなどはよくありません。
用紙のサイズですが、これも教授からの指示がなければA4サイズが一般的です。大学生協などで販売されているレポートパッドなども手書きレポートにおすすめです。
シャーペン?鉛筆?ボールペン?
手書きレポートに使用する筆記用具は、指定がないのであれば何を使ってもかまいません。シャープペンシルや鉛筆は、間違えた場合消しゴムで消せるので便利です。消し跡が残らないよう、よく消える消しゴムを使いましょう。ボールペンや万年筆のいいところは、しっかりした見た目です。修正する場合は、修正液か修正テープを使います。シャープペンシルや鉛筆のように消せないのがデメリットで、修正する箇所が多ければ見栄えが悪くなります。
手書きレポートは、基本的に黒色で書きます。教授によってはハイライトなどのカラーの使用を認めていない場合があるので、カラーを部分的に使用したい場合は必ず確認してからにしましょう。カラーの使用が認められていない場合は、ボールペンの太さの違いで文章にメリハリをつけることもできます。
行間と余白
パソコンでは簡単に設定できる行間や余白ですが、手書きでは意識的に余白や行間に注意してレポートを作成します。
手書きのレポートの場合、罫線入りのレポート用紙を使うので行間を均等にして書くことができます。ただし、文字の大きさには気をつけることが必要です。画数の多い漢字、ひらがな、アルファベット、数字を縦に見て合うように書いてしまうと、文字の並びに違和感が出て見た目の悪いレポートになります。
余白は、上下左右にそれぞれ20mm程度の余白を取るようにします。パソコンで作成するレポートと同様、手書きレポートの場合もある程度の余白があると読みやすく見た目もスッキリきれいになります。
参考
1枚どのくらいの文字数?
手書きでレポートを作成する場合、罫線入りのA4用紙であれば1,000文字くらいを目安に書くのが一般的です。パソコンと比べて手書きのレポートは少し読みにくいので、あまり文字数を意識して書くと文字と文字の間のバランスが悪くなり、さらに読みにくくなることも。文字数の指定がなければ、文字数はあまり気にせず、文字の高さや間隔をある程度揃えるように意識すると読みやすいレポートに仕上がります。
表紙は必要?
レポートの書式は、教授から課されたとおりに従いましょう。特に指示がない場合でも、レポートに表紙を付けると、読み手にとって印象がいいレポートになります。パソコンでレポートを作成する場合も同じですが、レポートの表紙には、タイトル・副タイトル・学籍番号・氏名を書くのが一般的です。日付や課された授業名なども記入するといいでしょう。表紙のタイトルや氏名は大きめに書きます。