英検各級のレベル・難易度
英検は5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級の7段階あります。各級のレベルはどの程度なのでしょうか。
英検5級・4級
5級・4級は中学英語の初級・中級レベルです。英語のレベルを確認するため、小中学生が挑戦することが多い級です。筆記・リスニングのテストに加え、録音形式のスピーキングテストがあります。出題内容は家族や趣味、スポーツなど身近なトピックです。小学生のうちに5級・4級を取得しておくと、中学受験である程度評価されることもあります。
英検3級
中学卒業程度の英語レベルです。3級から二次試験の面接が加わり、スピーキング能力が試されます。筆記試験の題材に、海外の文化なども取り上げられます。英検3級以上を取得していると、高校受験の際に内申点が加算される傾向があります。
英検準2級
高校中級程度の英語レベルです。筆記試験に教育や科学を題材とした長文が出題されます。穴埋め問題などセンター試験との共通点も多く、英検の受験勉強が大学受験対策にもなります。
英検2級
高校卒業程度の英語レベルです。医療やテクノロジーなど社会性のあるトピックの長文読解が出題されます。ライティングのテストが加わります。大学入試で優遇を受けられることがあります。また、英検2級を高得点で合格すると、海外留学時に語学力証明として使えます。就職活動でも英語力をアピールできるレベルです。
英検準1級
大学中級程度の英語レベルです。エッセイ形式の実践的な英作文が出題されます。英語力を重視する大学の入試では、優遇対象を英検2級からではなく、英検準1級からとする場合もあります。合格率は公表されていませんが、約15%と言われます。かなり高度な実践レベルの英語力があると評価され、外資系企業などにも評価されるレベルです。
英検1級
大学上級程度の英語レベルです。二次試験では2分間のスピーチと、その内容に関する質問があります。試されるのは単なる英語力ではなく、英語を使ったコミュニケーション力です。社会性の高い幅広い分野に関して、英語の総合能力を判定されます。合格率は非公表ですが、約10%前後と言われます。
参考
各級の目安 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会