法務部に適している人は?
法務部の仕事内容についてご紹介してきましたが、法務部に適している人とはどんな人なのでしょうか。特徴を、以下で見ていきましょう。
コミュニケーション能力が高い人
法務部は事務処理だけでなく、社員や外部の関係者などと積極的にコミュニケーションを図る部署です。法務チェックの際はもちろん、訴訟などの対応をする際には、高度なコミュニケーション能力が求められます。そのため、論理的に説明することができ、さらに自己管理能力が高い人は法務部に適しているといえるでしょう。秩序を守って普段から生活している人など、規律を守ることの大切さが身についている人は、法務の仕事に向いているかもしれません。
法に関する知識を持っている人
法務部は、名前のとおり、法に関する業務を扱っています。そのため、法に関する知識を持っている人は、就職の際にも強いアピールポイントとなります。今回ご紹介したような行政書士や司法書士、ビジネスコンプライアンス検定など、法に関わる知識を証明できるような資格を持っていると、法務部で生かすことができます。
法務部の年収は?
法務部の年収といっても、企業によって異なります。例えば、法務省・法務局の募集要項によると、初任給は大卒の場合で約22万円、高卒の場合は約18万円となっています。また、口コミなどによると、30代で年収400万以上、50代で年収1,000万以上と、企業の規模や業務内容によって異なります。法に関する知識やスキルを証明できる場合は就職の際に優遇されたり、キャリアアップにつなげることもできるでしょう。
参考
一般職試験(大卒程度試験・高卒者試験)からの採用予定機関|法務省
法務が明かす仕事の本音 ~年収や給料、転職・就職の実態は?~|仕事のプロが本音を明かす
法務部は企業経営に欠かせない重要な部署
法務部の仕事というと、「法律に関する難しい業務」というイメージがありますが、コンプライアンスの徹底という意味でも、これからの企業経営には欠かせない仕事となっています。資格を取得することで業務の幅も広がっていきますので、資格を生かし、法の秩序を守りながら企業経営を支えていきたいという方にとってはぴったりの就職先です。今回ご紹介した内容を参考に、法務部への道を検討してみてはいかがでしょうか。
参考
法務とは何か?法務部の具体的な仕事内容と理想像に迫る|ソムリエ
法務とは 法務部の仕事内容や法務に適している人の特徴を解説 | マナラボ
多い?少ない?企業法務担当者のお給料の実情! | 企業法務ナビ