教職大学院の入試について
教職大学院に進学するためには、当然ながら入試を受ける必要があります。以下では、教職大学院の入試倍率や難易度、定員などについてご紹介します。
倍率や難易度は?
例えば、前述した東京学芸大学大学院の募集要項では、一般の学部卒業者の場合は、小論文・専門科目・面接・書類審査などがあります。平成31年度の入試データによると、受験者249名に対し、合格者は201名、入学者は190名となっています。大学によって入試の難易度は異なりますが、大学を卒業予定もしくは卒業している場合は、難易度はそれほど高くないといえるでしょう。
参考
【修士課程】_過去の入試情報・成績開示請求|入試情報|国立大学法人 東京学芸大学
定員割れしている学校も?
教職大学院自体の知名度があまり高くないことや、2年間にかかる授業料などの負担を理由に、教職大学院の中には定員割れしている学校もあるようです。
少子高齢化による生徒数の変化など、大学の運営が難しいケースも近年では珍しくありません。教育学部は人気学部といわれていたものの、2020年の教育改革をはじめ、これからますます教員の需要が高まっていく中、学生数が減少傾向にあるという課題があります。教職大学院へ進学を検討する場合は、大学側のサポート体制やカリキュラム内容の充実について、あらかじめ調べておくといいでしょう。
高度な専門知識を習得することができる教職大学院
教職大学院は、高度な専門性を高めることができる教員養成のための学校です。将来は教育現場で働きたいという方は、教職大学院で学ぶことにより、社会のさまざまな問題に対応できるスキルを身につけることができるでしょう。教員になることを検討している方は、今回の記事を参考に、教職大学院への進学を検討してみてはいかがでしょうか。
参考