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立正大学は、東京都品川区に本部を置く私立大学で、首都圏で最初に「心理学部」を開設し、仏教学部も設けた特色ある大学です。今回の記事では、そんな立正大学の偏差値・難易度を中心に学費や就職率などもご紹介します! 立正大学を進学先に考えている方の参考になれば幸いです。
もくじ
立正大学の偏差値・難易度
河合塾の入試難易度を参考にして、各学部の偏差値とセンター試験得点率をご紹介します。偏差値は、35~52.5で、心理学部が一番偏差値が高いようです。
心理学部
立正大学の心理学部は、2002年に開設されており、立ち上げは首都圏の中で一番早いです。立正大学の倫理学部の特徴は、「心理学科」ではなく「心理学部」であること。心理学を広く深く学ぶことができます。
学科は、臨床心理学科と対人・社会心理学科の2つに分かれています。臨床心理学科では、福祉・教育・犯罪など幅広い分野の知識を学びます。また、現役の臨床心理士が専任講師として教壇に立っているため、実習や演習など実践的な学を深めることができます。
対人・社会心理学科は、対人コミュニケーションスキルや一対一の人間関係、集団の関係などを学びます。
学科 | 偏差値 | センター得点率 |
臨床心理学科 | 52.5 | 75%(225/300) |
対人・社会心理学科 | 50-52.5 | 78%(234/300) |
(私立大2020年度入試難易予想一覧表|Kei-Net,P40,41 より筆者作成)
法学部
立正大学の法学部は、企業法コース・公共政策コース・現代社会コースの3つに分かれています。企業法コースは、財政・契約・会社・家族などの社会生活に直結する法の原理や原則を習得することが目的に設けられました。
公共政策コースは、国や地方自治体などを形作り、動かしている法の原理や原則を習得することが目的です。現代社会コースは、環境問題・消費者問題などの現代社会におけるさまざまな問題を、法の側面から理解していきます。
また、スムーズに大学教育へ移行するための基礎ゼミナールや、2~4年次まで同じ教員の下で受ける専門ゼミナール以外に、卒業後の進路を見据えた資格取得のための課外講座が開設されています。「ビジネス実務法務検定3級講座」「法学検定」「行政書士講座」「社会保険労務士講座」などがあり、外部で受講するよりも割安で受けられるメリットがあります。
学科 | 偏差値 | センター得点率 |
法学科・企業法公共政策 | 47.5-52.5 | 80%(160/200) |
法学科・現代社会 | 47.5-50 | 81%(162/200) |
(私立大2020年度入試難易予想一覧表|Kei-Net,P40,41 より筆者作成)
経営学部
立正大学の経営学部には5つの特徴があります。
- 少人数ゼミナール活動などを通じ、他者と協力して問題理解を深め、問題解決につなげていく力「共創力」を育成しています。
- 理論教育にとどまらず、経営者・実務家との交流を通じ、企業経営の現実の姿を理解できる実践的な学びの機会を提供しています。
- 英語やアジアの言語・文化の教育を通じ、グローバルな視点を育成しています。
- 1人1台ノートパソコンを配付し、情報通信技術を使いこなせる環境を提供。現代社会において必要とされる基礎的なビジネス・スキルを養成しています。
- 大学内外の人々との関わりを通じて他人の立場でものを考える力を養い、心の豊かさを育成しています。
(引用元:学部長メッセージ|経営学部|立正大学)
1年次で経営学の基礎を学び、2年次・3年次はゼミナールを中心に活動します。そして、4年次には卒業論文で学びの成果をまとめていきます。
学科 | 偏差値 | センター得点率 |
学科 | 47.5-52.5 | 80%(160/200) |
(私立大2020年度入試難易予想一覧表|Kei-Net,P40,41 より筆者作成)
経済学部
立正大学の経済学部は、メインの経済学コース以外に、国際と金融のコースを設けています。経済学を体系的に学ぶ経済学コースがあるほか。国際コースは、グローバル化する社会の中で必要度が高まっている英語力を身につけ、英語と経済学を並行して学びます。また、2年次の夏休みに短期留学プログラムがあり、希望すれば留学も可能。金融コースは、金融機関や企業の財務担当への就職を目指すコースです。
また、それぞれのコースで資格取得を支援しているのが特徴。経済学コースでは経済学検定試験、国際コースではTOEIC、金融コースでは日商簿記検定2、3級などの支援講座が開設されています。
学科 | 偏差値 | センター得点率 |
経済学科・経済学 | 47.5-50 | 77%(154/200) |
経済学科・国際 | 45-47.5 | 72%(252/350) |
経済学科・金融 | 45-47.5 | 79%(158/200) |
(私立大2020年度入試難易予想一覧表|Kei-Net,P40,41 より筆者作成)
文学部
1924年の大学令で立正大学が設立されたときから存在するのが文学部です。学科は、哲学・史学・社会学・文学に分かれており、文化に関わるエキスパートの育成を目的としています。
資格課程が充実しているのが立正大学文学部の特徴。哲学・史学・社会学科では、社会科の中学校教諭一種免許状、地理歴史科・公民科の高等学校教諭一種免許状の取得が可能です。文学科日本語日本文学専攻では、国語と書道の教員免許を取得できますし、文学科英米文学専攻では、英語の教員免許を取得できます。
他にも、図書館司書や博物館学芸員、児童福祉士などの資格も取得可能です。
学科 | 偏差値 | センター得点率 |
哲学科 | 47.5 | 70%(210/300) |
史学科 | 50-52.5 | 75%(225/300) |
社会学科 | 47.5-50 | 70%(210/300) |
文学科・日本語日本文学専攻 | 50 | 72%(216/300) |
文学科・英語英米文学専攻 | 47.5-50 | 78%(273/300) |
(私立大2020年度入試難易予想一覧表|Kei-Net,P40,41 より筆者作成)
参考
仏教学部
仏教学部は、「仏教」を総合的に学べる学部です。宗学科と仏教学科の2つの学科に分かれていますが、学部内の科目は自由に選択できるのが特徴です。
宗学科は、日蓮聖人について専門的に学ぶ法華仏教コースと、日本仏教がどのように受け入れられ、国内でどう展開されていったのかを学ぶ日本仏教コースがあります。
仏教学科には、インドで発祥した仏教の歴史を学ぶ思想・歴史コースと、仏教美術の展開を学ぶ文化・美術コースを設けています。
学科 | 偏差値 | センター得点率 |
宗学科 | 35-37.5 | 65%(130/200) |
仏教学科 | 35-37.5 | 65%(130/200) |
(私立大2020年度入試難易予想一覧表|Kei-Net,P40,41 より筆者作成)
地球環境学部
地球環境学部は、地球で起きているさまざまな環境問題の改善・解決を考える学部です。学科は、自然科学の側面から環境問題を考える環境システム学科と社会科学・人文科学の側面から考える地理学科に分かれています。文理融合型の学部と言えるでしょう。
学部の特徴は、フィールドワークを積極的に行っている点です。また、「課題解決」に資する人材を育成するために、アクティブラーニング型の授業が導入されています。自ら考え、行動する力をつけることができる学部と言えるでしょう。
学科 | 偏差値 | センター得点率 |
環境システム学科 | 42.5-47.5 | 65%(195/300) |
地理学科 | 47.5 | 60%(180/300) |
(私立大2020年度入試難易予想一覧表|Kei-Net,P40,41 より筆者作成)
社会福祉学部
社会福祉学部は、「福祉」「教育」「保育」の3つの分野を学んでいく学部です。学部のコンセプトは「構想力を備えた『福祉人』の育成」。社会福祉学科では、社会福祉士や特別支援学校教諭免許状の取得に向けた実践的なプログラムが展開されています。
また、子ども教育福祉学科では、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭などの資格取得のために、1年次から施設見学や実習が行われています。
学科 | 偏差値 | センター得点率 |
社会福祉学科 | 37.5-45 | 65%(130/200) |
子ども教育福祉学科 | 40-42.5 | 67%(134/200) |
(私立大2020年度入試難易予想一覧表|Kei-Net,P40,41 より筆者作成)