合格するためのポイントとは
天候という自然現象を予測する難しい業務を行う気象予報士……その合格率は非常に低く、難関であるといわれています。合格するためにはどのようなポイントがあるのでしょうか?
勉強時間は約1,000時間確保する
気象予報士試験の特徴として挙げられるのは
- 過去に出されていない問題を出題する傾向がある
- 手に入れることが難しい資料などを使った問題を出題することがある
ということです。このため出題される全範囲を網羅して勉強しなくてはいけません。
一般的に気象予報士試験に合格するための勉強時間は1,000時間といわれています。通信講座や予備校が行う気象予報士講座のカリキュラムが8~10ヶ月であることを考えて算出された時間です。
まずは自分の生活サイクルの中から1,000時間、勉強するための時間を確保しましょう。朝早く起きる・通勤や通学時間を利用する・就寝時間をずらしてみるなど、人それぞれ自分の生活サイクルに合った勉強時間があります。その累計が1,000時間になるにはどのくらいの期間が必要なのかを算出し、できる限り確保するようにスケジューリングを行いましょう。そこがはじめの一歩です。
過去問・参考書に徹底的に取り組む
気象予報士試験に合格するためのポイントとして挙げられるのは、過去問や参考書・問題集に徹底的に取り組むことです。
一般財団法人気象業務支援センターのホームページから過去10年分の過去問が無料でダウンロードできます。解答例もあり、最適な解答の事例が掲載されています。何が間違いなのかという点を詳しく解説しているので、これらの過去問に徹底的に取り組み、間違いがなくなるレベルまで持っていくことが大切です。
また、気象予報士試験を受験するほとんどの人が利用している参考書・問題集はこちらです。
どちらも分かりやすい解説と問題の解答例が詳しく載っています。気象学の参考書というと難しいものと思いがちですが、どちらの参考書も初心者の人でも十分に理解できる内容となっているため、ぜひ入手し、挑戦してみてください。
通信講座を受講してみる
気象予報士試験対策として独学では不安……という方は、通信講座を受講してみましょう。多少の費用はかかりますが、サポート体制が整っており効率的な勉強法も教えてくれるため、受講者が多いのも理解できます。
ユーキャンの気象予報士講座
通信教育の最大手、ユーキャンの講座です。標準学習期間は8ヶ月で受講費用は一括で69,000円(税込)。分割なら4,980円の14回払い(総額:69,720円・税込)とかなりリーズナブル。教育訓練給付制度の対象となっているので、該当する人はさらに20%の受講料が割引になります。
ユーキャンの特徴はサポート制度が充実しているところです。添削課題は10回、学習内容で分からないところがあればメールなどでていねいにサポートしてくれます。
参考
ユーキャンの気象予報士講座|幅広い業界で活躍する気象の専門家!
ヒューマンアカデミーの気象予報士の資格取得講座
ヒューマンアカデミーの特徴は通信コースと通学コースから選べるところです。180分×34回で102時間、入学金33,000円(税込)、授業料300,300円(税込)となっています。指導は現役の気象予報士が行い、数学や物理・化学などが苦手な人向けの内容になっているところも大きなポイントです。またヒューマンアカデミーの特徴は女性の受講者が多いこと。内容も女性向けで、非常に分かりやすいものになっています。
参考
まとめ
気象予報士試験は決して簡単なものではありません。学科試験の免除を目指して、2年間を目安に受験する人が多いという点からも難易度は高いといえるでしょう。
しかし、気象予報士は私たちの生活に密着した情報である気象学を身につけ、情報を発信するという責任ある仕事……やりがいや魅力は大いにあります。これから挑戦しようという意欲をお持ちの人は、ぜひ効果的な自分に合った勉強法を見つけて難関を突破してください。
参考
気象予報士 – 難易度・合格率・日程・正式名称 | 資格の取り方