趣味を仕事にした大学生〜旅好きな学生から映像制作の道へ〜 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 3

趣味から仕事へ

ーーー実際それでお仕事してるんだっけ?

「そうだね、インターン生としては主に会社でメディアの記事につける動画の編集をしてるのと、一応個人としても素材くれたら編集してあげるよみたいな感じでやってる。」

ーーー仕事としてやる趣味と趣味としてやる趣味って違う?

うーん…責任感の面では違うかもしれないけど、これが仕事としてお金もらえていいんですか?って最初は思ってた(笑)楽しくて。もちろん高いレベルを求められるから大変だけど、それに対してたくさん試行錯誤して完成したらお客さんもうれしいだろうし、俺も楽しみながら働いて、しかもスキルまでアップしてるってこれ以上のものはないよね(笑)」

ーーーそれは楽しそうだね~。充実してる(笑)大学卒業後はどうするの?

「まだ決めてはいないけど、やっぱりこの今やってるお仕事が楽しいからこれもアリかなあって思ってる。本当は旅が元々好きだったから昔は旅行会社とかイメージしてたんだけど、当時では考えられない方向にいっちゃったね(笑)

ーーー大学生活で趣味にかけた時間とか考えて後悔したりする?もっと勉強すればよかったとかもっと大学の授業ちゃんと聞けばよかったとか。

「大学の授業をもっと聞けばよかったとか、大学に関する後悔は全くないよ。学費は奨学金を借りてるけど、親に払わせてしまっているから、後悔というか申し訳なさはある。いつか返すけどねしっかり。後悔は、もっと早くから没頭すればよかったって思う。そしたらもっと卒業するまでに時間があったのにって(笑)こういう話していると、日本の大学って何のため?ってなるわ(笑)」

高校生へのアドバイス

ーーー何か高校生へ、きょうインタビューしたことに関連してアドバイスある?

「うーん、僕の真似はあんまりしないほうが良いと思う(笑)勉強はしないよりしたほうがいいし、社会でもそういう人の方が良いっていう勝手なイメージ。僕はそんな真面目ではないから(笑)でも、何かに熱中する、熱中できるっていうのは大事なことで、その対象が僕はたまたまこういうものだっただけ。もし、これが〇〇学とかなんとか学とかになってたらその道を極めようと突き進んでただろうし、色んなことも経験しつつ、さらに何か自分の中で夢中になれるものを明らかにしておくのは大事だと思うよ!」

ーーー素敵な言葉をありがとう。今日はありがとうございました!

おわりに

彼のように、大学生として学びながらも、趣味であったものの道を追及し、それを仕事にしようとする人は少なくありません。この生き方を見て、聞いていると、日本の大学って何のためにあるのだろうとふと疑問が沸いてしまいますが、まあその話は置いといて。

大学生は勉強が本分なのだから勉強をするべきだという意見も間違いではありませんが、彼のような大学生としての過ごし方も間違いではないと私は思います。彼の好きなことについて話している様子は楽しそうな顔をすでにしてましたから、本当に自分の人生にワクワクしているのがすごく伝わってきました。彼が言った熱中できるもの。では、あなたが熱中できるものは何でしょう?それを見つけるスタートとして色んな趣味をやってみるのも、素敵な大学生活にするやり方ですね!

この記事をかいた人

とってぃ

法政大学国際文化学部3年。千葉県出身。地元の高校から1年の浪人を経て法政大学国際文化学部へ。オーストラリアに留学。インド、インドネシアでの支援経験から、日本を含めた世界の貧困問題に対して教育の視点から勉強をしている。また、映像制作やグラフィックデザインにも取り組み、活動中。