【英検2級】試験内容・レベル・受ける時期について解説します - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

【英検2級】試験内容・レベル・受ける時期について解説します

「英検」といえば、誰もが知る英語能力テストでしょう。英検は、1級から5級まで全7階級あり、多様な英語レベルの受験者に対応しています。
現在の英検は、2016年から、それまでリーディング・リスニングのみだった試験内容に、新たにいくつかの級にスピーキング・ライテイングが加わりました。今、英語教育は英語4技能化が進んでおり、より実用的な内容が中心になっているため、英検も時代の流れに合わせて変わってきているのです。そんな英検ですが、今回は2級の試験内容・レベル・受けるべき時期についてご説明します。

2級:高校卒業レベル

2級は、大学受験に合わせて受験する高校生も多く、馴染みのある方も多いでしょう。英検2級のレベルは、公式サイトでは以下のように定義されています。

2級は、準2級までしっかりつけてきた力を実生活の様々な分野で応用できる力を身につけている級で、レベルは高校卒業程度とされています。社会生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められます。入試優遇、単位認定、センター試験対策、さらに海外留学や社会人の一般的な英語力の条件として幅広く適用されます。

英検2級は、このように高校卒業程度の難易度とされており、高校英語の集大成とも言えます。センター試験と近いレベルであるため、高校生の受験者が多いということにも納得できます。2級に合格できれば、高校までの英語はしっかりと修得できていると判断して良いでしょう。

試験内容

英検2級の出題内容は、語彙力以上に読解力・解釈力が問われます。たとえば長文問題の空欄穴埋め問題では、選択肢にある単語の意味やその文章の意味が分かっても、長文全体を理解して答えなければ不正解となるような問題が頻出します。また、内容も医療やテクノロジーについてなど高度なトピックが増えてくるので、より専門的な単語も必要となるでしょう。試験構成は以下の通りです。

  • リーディング・ライティング(85分)
  • リスニング約25分
  • スピーキング(約7分、個人面接)

準2級・3級と、試験構成自体は変わりませんが、準2級と比べてリーディング・ライティングの時間が10分長くなっていますので、長時間英文を読むことに集中できる力が必要となります。