脱・中卒ニート!社会復帰できる就職活動方法&面接に受かる3つのコツ - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

我が子がいわゆる「中卒ニート」の場合、そっとしておいてあげたい気持ちもある反面、やっぱり働いてほしい、と思う親御さんも多いでしょう。どうすれば中卒ニートを脱して就職できるのでしょうか? 当記事では中卒でニートの方の家族向けに、就職活動の方法と面接のコツをご紹介していきます。

中卒ニートでも就職できる?

「高校卒」「大学卒」「大学院卒」など、最終学歴は人それぞれです。その中でも中卒は一番「学歴がない」状態と捉えることができます。最近では高学歴なのにニートである状態の人を紹介するメディアもあり、ことさら中卒の人が就職できるのか? と不安になってしまうこともあるかもしれません。

しかし実際は、中卒であっても働いている人たちはたくさんいるのが現実です。それはつまり、中卒を雇う企業が存在するということを指します。中卒ニートを脱するには、このような企業を探して就職活動をしていく必要があるのです。

中卒ニートの就職活動方法

就職活動と言えば、Webメディアなどに掲載されている求人情報へ自分で応募して、選考を受けていくスタイルが主流でしょう。もちろん、中卒ニートも同様の進め方で選考を受けることができます。しかし書類選考で落とされてしまうなどし、なかなか面接までたどり着けない可能性もあるでしょう。

中卒でニート状態の場合は、就職活動の方法を工夫する必要があります。今回は中卒ニートを脱したい方におすすめの就職活動の方法を5つご紹介します。

(1)アルバイトに応募

中卒でニート状態の場合は、まずはアルバイトに応募してみるのも一つの手です。アルバイト求人メディアは数多くありますが、「学歴不問」、「中卒OK」といった条件を選択できるメディアを調べてみるといいでしょう。

例えばディップ株式会社が運営する求人サイト「バイトル」では、「学歴(中卒・高卒)不問」という条件を選択することができます。

参考

バイトル

また株式会社マイナビが運営する「マイナビバイト」でも、「学歴不問」を条件に求人を探すことができます。

参考

マイナビバイト

アルバイトであっても、就業経験は積み重ねることができます。中にはアルバイトとして成果を残せた場合、正規雇用契約へ転換できる場合もあります。正社員として就職する可能性を高めるためにも、アルバイトを始めることは大きな一歩となります。

(2)公的支援サービスを利用

公的支援サービスを利用するのもおすすめです。例えばハローワークは、一緒に求人を探してくれるだけではありません。書類の書き方や、面接の対策、さらに「紹介状」を発行して企業側にかけあってくれる場合も。就業のためのサービスを無料で受けることができます。

まずは最寄りのハローワークの事務所に相談に行く必要があります。紹介されている求人はホームページ上でも公開されているため、どのような仕事を希望するか、あらかじめ目を通しておくといいでしょう。

参考

求職申込み手続きのご案内|ハローワークインターネットサービス

(3)民間の支援サービスを利用

就業支援のサービスは、公的サービスだけではありません。実は多くの民間企業でも、無料で提供されていることをご存じでしょうか? ただ、サービスは非常に多いですから自分に合った特徴を持った支援サービスを選んで利用する必要があります。

おすすめしたい民間サービスとして、レバレジーズ株式会社が運営する「ハタラクティブ」を紹介しましょう。ハタラクティブは、特に若年層向けに就業支援を行っているサービスです。キャッチコピーとして「未経験から正社員への求人紹介ならハタラクティブ」を掲げており、未経験OKの求人を常時2000件以上紹介しています。

支援時には専任のアドバイザーがつき、ハローワークと同様に面接や書類の対策、面接日程の調整などもしっかりとサポートしてくれます。正社員にぜひなりたい、という場合は、ぜひ利用してみるといいでしょう。

参考

ハタラクティブ

(4)高卒認定を受ける

ご紹介したように、中卒ニートでも応募が可能な求人を探す方法はいくつかあります。しかし、中には高卒以上でなければ応募できないものがあることも事実です。仕事の選択肢を広げるためには、高卒認定を受けるというのも一つの手段となるでしょう。

高卒認定試験の勉強をしながらアルバイトをする、という過ごし方もおすすめです。晴れて認定試験に合格すると、同時にアルバイトとしての就業経験もある程度積んだ状態となり、企業側にアピールできるからです。

認定試験は試験を受ける年度の終わりまでに満16歳以上になる人であれば、受験することが可能です。先を見据えて勉強から始めてみるのもいいでしょう。

(5)資格を取得する

高卒認定試験以外にも、中卒で取得できる資格がいくつかあります。中には就職時に役立つ資格もあります。ニートから脱出するのに一役買ってくれるかもしれません。

例えば以下の資格は、受験の際に学歴が問われません。

  • 宅地建物取引士(国家資格)
  • 国内旅行業務取扱管理者試験(国家資格)
  • ネイリスト技能検定試験(民間資格)
  • マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)(民間資格)
  • 秘書技能検定(民間資格)

国家資格は難易度が高く、独学での合格は難しいかもしれません。しかし合格できなかったとしても、いざ就職の面接を受ける際に「宅建の勉強をしていました!」などと伝えることで向上心をアピールできるかもしれません。

また、勉強を進めるうちに「こんな仕事も面白そう!」と興味の幅を広げることができるかもしれません。適職を見つけるためにも、資格取得は有効と言えるでしょう。