最終学歴が中卒の割合はどれくらい?就職先や就職率は?

学歴社会といわれている日本ですが、もし最終学歴が中学校卒業の場合は、将来の進路選択にどのような影響を与えるのでしょうか。中卒から就職活動を成功させるためには、中卒者の就職率や、就職先の現状について把握することが大切です。今回は、中卒者の全体に占める割合や、中卒から就職を成功させるためのポイントについて紹介します。

最終学歴が中卒の人の割合は?

日本では、1950年代に「高度経済成長期」が始まり、中学卒業後に就職する方も少なくなかったといいます。その後、時代の流れと共に高校進学率が上昇したことから、中卒者の就職率は、現在では低い傾向にあります。それでは最終学歴が中卒の割合について、詳しく紹介します。

中卒の割合は全体の2割弱

総務省統計局が2017年に発表した「産業等基本集計結果」によると、中卒の割合は全体の約18.8%という結果になりました。男女別に見ると、男性が17.5%、女性が20%という結果で、女性の方が中卒者の割合が多いことがわかります。

80歳以上は4割~5割が中卒

80歳以上の方の中卒の割合は、男性が48.3%、女性は56.7%という結果となりました。また、70代は男性が39.1%、女性が45%と、全体の4割を占めていることがわかります。昔は家計が苦しい家庭が多く、早くから働き始める傾向が強かったことから、シニア世代の中には最終学歴が中卒という方も珍しくありません。

20代~40代は約1割

中卒の割合が最も低かったのが、20~40代です。中卒の割合が全体の0.5~0.6%となっており、高校や大学へ進学する割合が高い傾向にあります。時代の流れとともに中卒者の割合が少なくなっていることが分かります。

参考

統計局ホームページ/国勢調査からわかったこと

年齢階層別の最終学歴をグラフ化してみる(2017年)(最新) – ガベージニュース

企業の社長の中卒の割合は1%未満?

中卒者の割合が減少傾向にある中、実際に企業で成功を収めている社長にの中に中卒の方はいるのでしょうか。東京商工リサーチが「TSR経営者情報ファイル」を基に約130万人の社長データを分析した結果、以下のような結果となりました。

社長の最終学歴では、最多は「大卒」で28万8,779人(構成比52.4%)だった。次いで、「高卒」の20万6,847人(同37.5%)、「中卒」の3万7,104人(同6.7%)の順。

一方、大企業のトップは「大卒」で8,037人(同85.4%)と、全企業を32.9ポイント上回った。次いで、「高卒」の765人(同8.1%)、「大学院卒」の345人(同3.6%)の順。

大企業では「大卒」が圧倒的に多く、その分「高卒」が全企業より29.4ポイント低かった。また、全社長では構成比1%に満たない「大学院卒」と「留学」も構成比が高く、「大学」、「大学院」、「留学」を合わせると9割(91.0%)を占めた。

ただ、「中卒」は全企業で6.7%、大企業で0.4%を占め、大企業の社長数を上回った。時代背景もあるが、起業や事業への意欲次第で学歴の壁を乗り越え、社長の座を射止める事が可能ともいえる。

(引用元:「130万人の社長データ」調査 | 東京商工リサーチ

中卒で企業の社長になった割合は6.7%。中卒でも社長になれる可能性はゼロではないことが分かります。

一番多い最終学歴は「高卒」?

日本全体の中で最終学歴で最も多い割合を占めるのが、高卒だといいます。前述した「産業等基本集計結果」によると、高卒の割合は全体の46.5%、短大や大学、大学院が最終学歴の割合は34.7%という結果となりました。現在では高校への進学率が9割以上となっていることから、最終学歴が中卒の場合は、就職の際、書類審査で落とされる可能性も高くなっているでしょう。