英検5級リスニングの3つの勉強法
英検5級のリスニングに合格するために有効な勉強法を、3つご紹介します。学習にはそれぞれ個人差や得意不得意がありますので、必要に応じて取り入れて下さい。
問題を解いて英文の内容を確認する
本番と同じ状況にして、リスニングの問題を解くようにします。聞き慣れていない言葉を聞くのは集中力が必要になります。「聞き取れなかったら巻き戻して聞けばいいや」という意識では、集中力が弱くなります。少なくとも、大問1つは通して聞くようにしましょう。
問題を解き終わったら、解答を確認して英文の内容を理解していきましょう。やり方は、「英文を読む」と「分からないところがあれば、日本語の意味と照らし合わせる」の繰り返しです。
ここでのポイントは、文法をすべて理解する必要はないということです。英語と日本語の意味が分かっていれば、英検5級のリスニングで8割をとることができます。文法理解は、筆記の際に集中的に行うようにして、リスニングの勉強では「聞くこと」に集中するようにしましょう。
シャドーイングをする
問題を解いて内容を理解したら、シャドーイングをします。シャドーイングとは、音声で流れる英語を少し遅れて真似して発音することです。音声から置いていかれないように、影のようにくっついて聞いた音を聞いたまま口に出すように練習しましょう。ここでは、英文を見ながらで問題ありません。
シャドーイングで大切なポイントは2つです。1つ目は、聞いた音と同じ音を出せるように意識することです。これは自分の発音を録音しておくと、客観的に聞くことができて違いが分かります。2つ目は、音源と同じスピードで発音することです。この2つができれば、正しい英語の発音ができるようになっているはずです。
音読をする
音読するときのポイントは、感情を込めて音読することです。棒読みでは、ただ字ズラを追ってしまうだけになりますが、感情を込めることで英語の内容をイメージすることができます。
音読をするときは、できれば誰か目の前に人がいることを想定するといいでしょう。お子さんの勉強を見る時間があるようでしたら、お子さんの音読を共感的に聞いてあげることをおすすめします。音読が感情を込めてできるようになったら、最後の確認として、英文を見ないでシャドーイングするようにしましょう。
英検5級リスニングの3つのコツ
実際に英検5級を受けるときの3つのコツをご紹介します。試験前に過去問を解くときから意識していると、本番でもスムーズに実践することができます。
ライティングの余った時間で選択肢の先読み!
英検5級のリスニングは、筆記のあとに行われます。そのため、筆記が終わってから、先にリスニングの選択肢を確認することができます。リスニングが始まってから、問題を聞いて、問題文を読んで、選択肢を選ぶよりも、事前にある程度選択肢の内容を理解していれば、これから話す内容も予想することができます。
選択肢に共通する内容が食べ物であれば、食べ物のことを聞かれると分かりますし、選択肢に共通する内容が場所であれば、場所を聞かれると予想することができます。
文頭の言葉に集中する
英検5級の大問1は、10問中8問ほどは1人目の発言が疑問文です。つまり、最初の言葉に注目しておけば、何を聞かれているか理解することができます。
How much~? Where’s~? Whose~? When~? など、疑問詞が文頭の場合もありますし、Do you~? やDose this~? が文頭の場合もありますが、疑問文は文頭を聞き取ることで何について聞かれているか理解することができます。大問1は、文頭に集中するようにしましょう。
選択肢の単語を聞き取れるようにする
大問2と3は選択肢を先読みすることで、選択肢にはどんな単語があるか先に知ることができます。リスニングをしているときは、選択肢にある単語が出てきているかどうかを聞き取るようにしましょう。
また、大問2は、選択肢にある単語の中で最後に聞こえた単語が正答である確率が非常に高いです。もし迷った場合は、最後に聞こえた単語を選択することをおすすめします。