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英検は、日本最大の英語能力測定試験です。毎年300~400万人ほどが受験しており、2018年度の累計では、1億122万人以上が受験しています。そんな英検の最初のステップが、英検5級です。今回の記事では、英検5級のリスニングに焦点を当て、リスニングの勉強法や試験中に生かせる3つのコツをご紹介します。英検5級を受験されるお子さんがいらっしゃる親御さんは、ぜひ参考にしてください。
参考
もくじ
英検5級リスニングの試験問題
まずは、英検5級のリスニング問題がどのような出題形式で、配点はどの程度で、目標点数をどのくらいに設定すればいいかをご紹介します。
試験問題の出題形式と問題数
英検5級の試験問題は、一次試験で筆記とリスニングが行われ、そのあとスピーキングテストが行われます。(スピーキングテストは合否には直接関係がありません。)
測定技能 | 形式・課題 | 問題数 |
リーディング
(25分) |
短文の語句空所補充 | 15 |
会話文の文空所補充 | 5 | |
日本文付き短文の語句整序 | 5 | |
リスニング
(約20分) |
会話の応答文選択 | 10 |
会話の内容一致選択 | 5 | |
イラストの内容一致選択 | 10 | |
スピーキング
(約3分) |
音読 | 1 |
パッセージについての質問 | 2 | |
受験者自身のことなど | 1 |
(5級の試験内容|公益財団法人日本英語検定協会より筆者作成)
筆記とリスニングの場面・状況や話題は下記のとおりです。
場面・状況:家庭、学校、地域、電話など
話題:家族、友達、学校、趣味、旅行、買い物、スポーツ、映画、音楽、食事、天気、道案内、自己紹介、休日の予定、近況報告など
英検5級は中学初級程度のレベルとされており、英語を習い始めた方の最初の目標になる試験です。審査基準は、初歩的な英語を理解することができ、またそれを使って表現することができるかどうかです。審査基準に伴って、4つの技能の領域が下記のようにまとめられています。
読む:初歩的な語句や文を理解することができる。
聞く:初歩的な語句や文を理解することができる。
話す:初歩的な内容についてやりとりすることができる。
書く:初歩的な語句や文を書くことができる。
(引用元:各級の審査基準|公益財団法人日本英語検定協会)
参考
試験問題の目標点数
英検5級では、筆記とリスニングがそれぞれ6割程度のスコアで合格すると言われています。明確な合格ラインがないのは、国際標準規格に対応した英検CSEスコアが導入されているためです。5級の合格スコアは419ポイント(筆記とリスニングの満点はそれぞれ425ポイント)ですが、スコアは毎回全答案採点後に統計的手法を用いて算出されているため、正答数からスコアを算出することはできません。
正答率で言うと、5級のリスニングは8割程度必要と言われます。つまり、25問中20問以上を正答する必要があります。
参考
英検CSEスコアでの合否判定方法について|公益財団法人日本英語検定協会