進学先はチェコの大学!友達に取材①チェコってどんな国?きっかけとなった高校でのアメリカ留学 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

高校生で体験した留学

ハルさんは大学進学の前、高校生のときにも留学を経験しています。

高校1年生のときに「東京都都立高校生対象留学支援 次世代リーダー育成道場」というプログラムに合格し、このプログラムで高校2年生の夏から高校3年生の夏にかけて10ヶ月間、アメリカ合衆国のアリゾナ州に留学していました。

次世代リーダー育成道場

東京都教育委員会が実施している「次世代リーダー育成道場」は、国内事前研修で様々なことを学び、その成果をもって留学にチャレンジする都立高校生等を支援するプログラムです。このプログラムを通して、世界を舞台に活躍する国際感覚豊かでたくましい若者を東京から輩出していくことを目的としています。

(引用元:次世代リーダー育成道場とは|東京都教育委員会

1年の事前学習

このプログラムでは、定期的に日曜日に集まって、1年の事前学習が行われます。伝統文化や英語などを勉強し、英語はネイティブの先生から教えてもらいます。他にも、講演を聞いてエッセイを書くということもあったとのこと。

また、ゼミと呼ばれる研究では、一人一人テーマを決めなくてはならず、事前の1年と留学の1年、各自で研究を行います。男女の雇用に関する研究などもありましたが、ハルさんは折り紙の研究をしたそうです。折り紙の技術の研究のほかに、折り紙が日本のみならず海外でも様々な分野で応用されているということが分かり、日本では衰退している折り紙ですが、日本で再起させるにはどうするかという研究をしたようです。

留学生活

そして、事前学習を終えると、1年の留学が始まります。その留学先の学校は選べなかったものの、彼女の送られた学校はアメリカにあるチャータースクールだったそうです!

チャータースクールについて詳しくはこちらから!
チャータースクールとは?アメリカの状況と日本の取り組みを紹介

チャータースクールは公立の学校にも関わらず、生徒のしたいことを尊重する学校です。彼女の通っていた高校はアートスクールだったため、1日8時間の授業のうち午前の3時間は芸術の時間でした。その授業によって、絵画や音楽、バレエ、ミュージカルなど芸術に関する幅広い学びを得ることができました。ハルさん自身は、日本で理系の高校に通っていたため、芸術とはあまり縁がなかったそうですが、留学先でギター、ピアノ、フルートを始めました。また、他の高校では学年に1,000人〜2,000人いることが普通ですが、彼女の留学先はなんと学年全体で28人でした! 生徒数が少なかったため、生徒3人に対し先生が1人という少人数の授業もあったそうです。クラブなどもなく、友達の留学先を羨むこともあったそうですが、生徒数が少ないと授業で当てられる回数も増えるため、ハルさんの英語力は大きく成長しました。逆境で強くなったと語っていました。

「②チェコ留学の決め手と海外大受験に必要なこと」に続く!

後半ではチェコを選んだ理由や大学受験に必要なこと、そして先日チェコに到着した彼女からのメッセージなどを掲載します。

進学先はチェコの大学!友達に取材②チェコ留学の決め手と海外大受験に必要なこと

この記事をかいた人

フィグ

神奈川県出身。小学生でPCの楽しさに目覚め都内の工業科高校に進学。その後、慶應義塾大学へ。アラビア語やデザイン・プログラミングを勉強中。