英語苦手を克服する方法①:基本を見直す
英語が苦手、しかも何が苦手か分からない場合には、もう一度基本を見直しましょう。必ず、自分が「分かる」レベルまで遡ってください。英語学習の基本は、単語・英文法・英文解釈です。
単語
単語は、英語学習における基本中の基本です。いくら英文法や英文解釈の能力がついていたとしても、単語力がなければ英語を理解することはできません。
単語の習得は、決して一朝一夕ではできない、根気のいることだということは英語を勉強する人すべてが認識しておくべき事実です。何度も何度も繰り返し反復するという作業を通じて、やっと自分のものになっていくものです。そのため、1回目を通しただけで終わってしまう人は、単語の勉強方法を改めたほうが良さそうです。1日、1週間、1ヶ月ごとに反復し、完全に自分のものになることが「習得した」ということなのです。
英文法
英文法は、英語力のいわば柱です。分かっているつもりでも実はわかっていなかったというのは、英文法には起こりがちです。英文法も、単語と同じように覚える作業も必要です。しかし英文法の場合は、「なぜこの文法なのか」を突き詰めることがとても大切です。文法は、文章の構造や文脈によって変化するもので、ただ暗記をするだけで習得できるものではありません。文法を完全に理解すれば、なぜその文法が正しいのかと問われた際にすべて説明できるようになります。自分が分かっていると思っていても「なぜ?」を繰り返し、納得して前に進むことが重要です。
英文解釈
長文を理解する際に必要になるのが、英文解釈の力です。英文解釈とは、文章1つひとつが長文の中でどう関係しているのかを把握する力です。この力がなければ、1つずつの文章の意味はわかっても、他の文章との関係性が分からず、長文全体として何が言いたいのか分からないということが起こってしまいます。英文解釈でも、英文法と同じように、「なぜ」を繰り返し、長文の構造がどうしてそうなっているのかを理解することが必要です。この作業に慣れてくれば、読解のスピードが上がり、文章を読み解く際に前後を行き来することが少なくなります。