専門分野が始まると…
どうも学年が上がるにつれ、専門性が高まるようですね。
みっちゃん「じゃあ、今はどんな勉強をしてるんですか?」
しんば「キリスト教保育をやってる学部なので、保育の方針もキリスト教に沿っていくんですよ。自然とキリスト教的な保育者になっていきますね。」
みっちゃん「キリスト教保育!何ですか、それ?」
しんば「通常保育とは違うキリスト教保育っていうジャンルがあるんです。実習先のひとつもキリスト教系の保育園でした。それでキリスト教を基礎とした自由保育が良いという考え方に洗脳されるんです(笑)」
みっちゃん「自由保育ってなんですか?」
しんば「1日のなかに決まったプログラムはなくて、1日中あそばせるような保育です。たまたま別の実習で、自由保育ではなく一斉保育の保育園に行った時は、そこの先生に「自由保育ってどんななの?」って聞かれたりしました(笑)」
みっちゃん「椎茸さんはどうですか?」
椎茸「私も英語教育のゼミを選んだので、今は専門的に教育について学べているなと思います。ただ、教育学部英語英文学科で教員免許を取っていても、そのゼミを取らなければ、教育のことをしっかりと学ぶ機会はないんですよね。」
通信制大学の事情
通信制大学は、また雰囲気が違うようです。
みっちゃん「おお。同じ英語科の免許を取っている私からすると、うらやましい!私は、通信制大学の必要最低限パックなので…(笑)」
椎葉「あの。通信ってことは映像…?」
みっちゃん「いや、テキストが大学から来て、手書きでレポート書いて、試験を受けに行くんです。めっちゃアナログ(笑)」
しんば「通信って大学のキャンパスはあるんですか?」
みっちゃん「あるある。日本だと、スクーリングっていう対面の授業を取るために、大学に行く必要があるんですよね。2・3日間の集中講義みたいなのを受けに行くんです。」
しんば「すみません、最近、作業療法士の資格に興味があって、気になってて(笑) でも、大学一から入り直すのってお金かかりませんか?私はもう親には頼れないしな、と思って。」
みっちゃん「でも、1年20万とかだから、私大年間100万とかよりは全然ですよ。ただ、学校のスクーリングも、聞くだけの講義も多くて、わざわざ大学に来たのにこれ意味あるのかなみたいなこともあります。100万円の差はここかな…と思ったり。」
しんば「なるほど…。」
みっちゃん「作業療法士だと、また違うかもしれないですけどね! 通信制の大学だと、普段の仕事で、学校現場に指導員とかで入られている方や、すでに教員で別の免許を取ろうとしている方も多くて、面白いんですけど。そんな感じで、現場での経験は各々次第なんですよね。」