刑事に向いている人の特徴
刑事になるためのルートと必要資格が分かったところで、刑事に向いている人の特徴を確認していきましょう。刑事に向いている人の特徴のキーワードは「タフさ」「実績」「意欲と人間性」です。
精神的・身体的にタフである
刑事に限らず警察官の仕事には、一日24時間連続で勤務する当直があります。また、事件はいつどこで起こるか分かりません。そのため、精神的にも身体的にも休まることが少ないでしょう。悲惨な事件現場や事故現場に出くわすこともあります。目の前に広がる光景が目を背けたいものであっても、向き合う精神的な強さが求められます。
日常勤務での実績がある
刑事になるためには、上官や同僚から一目を置かれる必要があります。そうでなければ、刑事講習の推薦をもらうことはできません。そのためには、日々の業務に真摯に向き合い、確実に実績を重ねる必要があります。
また、実績を重ねることができれば、周りからも欲しい人材として注目されるようになります。さらに、実績があるということは、面接などの審査の際にも周りと差別化するアピールポイントになるでしょう。
意欲と人間性がある
そして、なによりも重要なのは意欲と人間性です。どんな仕事でもどんな部署でも求められますが、人間性は刑事にとって非常に大切な部分です。なぜなら、刑事の仕事には2人1組になって行うことも多々あります。四六時中行動を共にする人間といい関係性を築ける人間性は上官に推薦してもらうためにも、刑事として活躍するためにも必要な適性です。
警察官の初任給・平均給与について
最後は、気になる刑事の初任給と平均年収についてご紹介します。東京都の例と総務省の統計データをもとに見ていきましょう。
大卒者初任給
東京都の大卒警察官の初任給は、約21万円です。大手企業と同程度の給料をもらうことができます。また、警察学校に在籍中も給料が出るので、警察官採用試験に合格すればその先の生活は金銭的に安定しているといえるでしょう。
都道府県 | 給与額 |
東京都 I類 | 211,100円 |
(初任給一覧(平成31年4月1日適用)|東京都人事委員会より筆者作成)
高卒者初任給
東京都の高卒警察官の初任給は約18万円で、勤続年数と共に給料は上がっていきます。東京都以外の自治体では約1万~1万5千円ほど低くなることが多いようです。
都道府県 | 給与額 |
東京都 III類 | 178,300円 |
(初任給一覧(平成31年4月1日適用)|東京都人事委員会より筆者作成)
刑事の平均年収
総務省のデータによると、警察職の平均給与は約32万円です。これに毎月の諸手当が加わると45万円ほどになります。
年 | 給与額 |
平成30年 | 320,732円 |
平成29年 | 320,446円 |
(2平均給与額|総務省より筆者作成)
まとめ
刑事になるには、警察学校で学び、実習をして、一人前になってから日常業務で実績を重ねる必要があります。決して簡単な道ではありませんが、道は開かれています。この記事を参考にして、刑事になるための自分だけの具体的なルートを描き出してください!
参考
刑事になる方法、条件等を詳しく教えます。|元警察本部警察官が教えます!
刑事にあこがれている大学生です。 刑事になる|Yahoo!知恵袋
刑事になる方法を解説 元刑事は「忙しいし気持ち悪いこともある」|livedoor NEWS
刑事になるためには?≪給料・大学や高卒は?女性や定年は?≫|manabi
警察官になるには≪高卒・大卒・年収や給料や退職金≫|manabi