命をあずかる大切な仕事、麻酔科医になるにはどうしたらいい? - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

麻酔科医に向いてる人の特徴

縁の下の力持ちになれる人

麻酔科医は手術の成功を左右するほどの立場でありながら、実際に執刀する医師と較べて、地味な印象があるかもしれません。麻酔科医には自分が表に出なくても、自分の成果を喜べるような縁の下の力持ちになれる人が向いています。

コミュニケーション能力のある人

麻酔科医は、患者はもちろん、執刀医、看護師、薬剤師、理学療法士などさまざまな人々と協力するのが欠かせない仕事です。円滑にコミュニケーションを図る能力は必須です。手術中は患者の様子に気を配り、現場の司令塔になるマネジメント力も必要です。

激務に耐える体力と責任感のある人

麻酔科医は、深夜の緊急手術などで呼び出しがあった場合にはすぐに駆け付けなければなりませんし、手術の間は常に患者の状態を注意深く見る必要があります。手術によっては長時間に及ぶことも少なくないため、麻酔科医は体力と精神力がなければ務まりません。

勉強を怠らない人

麻酔科だけに限ったことではありませんが、医療の世界は常に進歩を続けています。麻酔科医になった後も積極的に学会に参加するなど、生涯にわたって新しい知識や技術を取り入れ、自分自身をアップデートしていく努力が必要です。

麻酔科医になるために必要な資格

医師免許

麻酔科医になるためには、医師免許の取得が必要となります。大学の医学部を出て、国家試験に合格することが必須です。

麻酔科標榜医

内科や外科などは、医師免許があれば専門とする科を自由に名乗ることができますが、麻酔科医は規定の麻酔科研修を行い、厚生労働省が認可する麻酔科標榜医の資格を取得してはじめて麻酔科医と名乗ることができます。

そのために、麻酔科指導医のいる病院(麻酔科研修施設病院)で2年間の麻酔科専従として勤務することが必要になります。

麻酔科認定医

日本麻酔学会が定める所定の審査に合格し、麻酔科臨床に関する相当の知識と経験があるとされると日本麻酔学会から麻酔科認定医に認定されます。

麻酔科医になるために必要な学歴

麻酔科医になるには、医師免許が必要ですから、最低でも大学の医学部を卒業していなければなりません。