高卒社会人が転職で成功するために必要なこと
転職するなら、職種や待遇面などできるだけ希望をかなえたいものです。ここでは、高卒社会人が転職で成功するために必要なことをまとめました。
現職と同じ業種を希望するなら、経験を積んでから転職を
現在と同じ業種を希望するなら、経験を積んでから転職するといいでしょう。その理由として、転職は「スキル重視」であること、現在の職場での「勤続歴がプラスになること」が挙げられます。入社後3ヶ月で退職した人と、勤続1年以上で退職した人の場合、学歴・スキル面が同等なら、勤続1年以上の人を採用する企業が多いようです。せっかく入社しても、すぐに辞められてしまっては会社として困ってしまいますから、当然といえるかもしれません。多くの企業が欲しがるのは、「すぐに辞めない、即戦力となる人材」です。
現在の職場で実務経験を積み、スキルを身につけることで、転職を有利に進めることができるでしょう。
違う業種にチャレンジするなら資格取得を
現職とは違う業種にチャレンジするなら、関連する資格を取得しましょう。実務経験がない場合でも、資格があれば採用されるケースも少なくありません。資格はその人のスキルが可視化されるもの。「未経験でもやる気がある」とアピールすることにもつながります。
高卒で取得できるおすすめの資格とは?
転職市場で需要があり、高卒社会人が受験できるおすすめの資格をまとめました。
登録販売者(国家資格)
年齢や学歴制限、実務経験などの受験資格がなく、誰でも受験できる国家資格のひとつです。資格手当が設けられることが多く、給料アップにつながります。
登録販売者とは、2009年に誕生した『かぜ薬や鎮痛剤などの一般用医薬品(第2類・第3類に限る)販売を行うための専門資格』です。そのため、薬剤師が不在でも一般用医薬品販売ができる専門家として、薬局やドラッグストアからも注目されています。
※一般用医薬品とは
医師による処方箋が無くても購入できる医薬品のことです。また、登録販売者が扱える第2類・第3類は一般用医薬品の中で『9割以上』を占めています。
(引用元:登録販売者とはどんな資格?|経験・学歴不問!仕事に直結する国家資格のメリット)
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
MOSとは、マイクロソフト社のエクセルやワード、パワーポイントなどの利用スキルを証明する資格です。事務系の仕事以外でもエクセルやワードは使う機会が多く、応募条件として「パソコンが使える」「エクセル・ワードの知識がある」とする企業も目立ちます。MOSを取得することで、ほかの転職希望者と差をつけることができるでしょう。
TOEICなどの外国語
TOEICなどの外国語も、転職活動にプラスとなります。海外からの観光客を取り込みたい観光業や接客業では、特に重宝されるでしょう。輸入・輸出、製造業やメーカーなど、どの業界にとっても、海外とのやり取りは切り離せないものとなりつつあります。それだけに、外国語ができる人材はとても貴重です。同じ事務職でも、国内担当より海外担当の方が好待遇のようです。
調理師(国家資格)
飲食店での実務経験が2年以上ある人は、調理師免許取得がおすすめです。調理師免許は国家資格で、調理関係の学校を卒業しなくても受験が可能。ホテルのレストランや飲食店などで、調理師免許取得者は歓迎されます。将来、自分の店を持つこともできるでしょう。