海技大学校の履修内容
海技大学校は、海技専攻課程・船舶運航実務課程・特別課程の3つがあります。さらに、海外でも仕事がスムーズにいくよう英語教育にも力を入れています。この章では、海技専攻課程と船舶運航実務課程の概要についてご紹介します。
海技専攻課程
海技専攻課程は、海上技術コースと海技士コースの2つで成り立っています。海技の基礎知識を確実なものにし、資格取得を目指します。
船舶運航実務課程
水先コースや運航実務コースでシミュレータなどの専用機械の操作をマスターする、実戦的なカリキュラムとなっています。ほかにも無線の講習や、海技免許の資格試験にチャレンジします。
参考
海技大学校で取得できる資格
海技大学校のような専門性に特化した大学は、資格取得にどのようなメリットがあるか知りたいという方もいることでしょう。
この章では、海技大学校に在学することにより得られるメリットについてご紹介します。
3級海技士(航海・機関)
海技士コースの3級を選んだ場合、海技大学校のすべての教育課程を終えると国家試験・3級海技士の筆記が免除となります。なお、分野に関しては、航海と機関の2つで構成されています。
4級海技士(航海・機関)
海技士コースの4級を選んだ場合、先述の3級と同様、海技大学校のすべての教育課程を終えると国家試験・4級海技士の筆記試験が免除となります。
参考
平成29年度学生募集案内 海技士コース|独立行政法人 海技教育機構
海技大学校卒業後の主な就職先
海技大学校の卒業生の主な進路は、官公庁の船舶職員のほかに、外航および内航の海運会社やフェリー会社、造船や物流などの民間会社の海事関連分野などです。卒業生が各業界で、海技大学校で学んだスキルを生かしています。
まとめ
海技大学校は、船舶に特化した日本唯一の省庁系大学校です。独立行政法人海技教育機構が管轄し、2年課程となっています。芦屋の大学校で座学や実習を通して、海上技術・船舶知識・海技士の資格取得をメインに学びます。
入学に関しては、誰もが受験資格を持っているわけではありませんので注意が必要です。
海技大学校は日本の今後の船舶を支える貴重な教育機関です。卒業生たちが、今後どのような活躍をするか注目していきましょう。
参考
海技大学校:海を学ぶ|海の仕事.com
資格教育|独立行政法人 海技教育機構
取得できる資格|独立行政法人 海技教育機構
主な就職先|独立行政法人 海技教育機構
平成30年度 独立行政法人海技教育機構 海技大学校 海上技術コース(航海専修・機関専修)学生募集要項|独立行政法人 海技教育機構