教育公務員と一般の公務員は違うのか
教育公務員は、一般の公務員と何か違いがあるのでしょうか。
教育公務員は地方公務員の一種だが…?
教育公務員特例法第二条において、教育公務員は地方公務員であると定められています。地方公務員は、都道府県や市町村などの自治体で働く公務員です。しかし、厳密にいうと教育公務員は地方公務員と異なる点があります。
地方公務員とは異なる理由
そもそも、なぜ教育公務員は地方公務員と異なるのでしょうか。それは、教育公務員が子供の教育という極めて公共性の高い仕事に就いているからです。そのため、教育公務員は「教育公務員特例法」という法律によって、地方公務員とは異なる取り扱いが定められています。
教育公務員の特例
それでは、この「教育公務員特例法」とは何について定められた法律なのかみていきましょう。教育公務員特例法第一条では以下のように定められています。
この法律は、教育を通じて国民全体に奉仕する教育公務員の職務とその責任の特殊性に基づき、教育公務員の任免、人事評価、給与、分限、懲戒、服務及び研修等について規定する。
(引用元:教育公務員特例法第一条 | e-Gov)
つまり、特に人事面や教育面において、教育公務員という特殊性にあった取り扱いが定められているのです。