小論文指導を受ける方法
学校の先生に指導してもらう
子供にとっては身近な学校の先生に見てもらうことが最たる手段でしょう。ただ、先生自身の経験にもよりますが、基本的に学校の先生は小論文の専門家ではありません。国語の先生であっても、教科外の小論文となると、適切な指導を行えないこともあります。そのなかで、実践的に指導のできる先生もいるはずです。
小論文試験では正しい日本語を書けるかどうかだけではなく、論理性や思考力、構成力なども評価されます。その点を理解した上で指導してくれる先生がいるのであれば、お願いしてもいいでしょう。前年までにどの程度の指導をしてきた先生なのか、事前に確認してもいいかもしれません。
塾の講師に見てもらう
学校の先生ではなく、塾の講師であれば、受験の小論文に特化して対策をしてくれる経験豊富な講師もいます。予備校などで「小論文対策」と銘打った講座があれば、それを受講してもいいでしょう。ジャンル別や学部学科別で小論文対策のノウハウを構築されている場合が多いため、お金はかかりますが塾での指導を選んでみてもいいかもしれません。
参考書を使って独学
学校や塾に頼らなくとも、参考書を使って独学するという選択肢があります。参考書を選ぶコツは、自分のレベルに応じたものを探すこと。「一度も小論文を書いたことのない」状態なら、まずは入門書から始めるといいでしょう。また、試験本番までの残り期間を考え、その期間内に間に合う量の参考書を選ぶことも大切です。
小論文の対策以外にも、筆記試験対策や志望理由書の作成、面接対策など、やるべきことは多いでしょう。その中で、小論文対策にかけられる時間が限られていることも事実です。他の試験対策とのバランスを考えながら、参考書を選びましょう。最後に、志望する学部学科の過去の主題傾向から、同じ問題を多く出題している参考書を選ぶことです。学部学科の小論文の過去問があれば、間違いなく押さえておいた方がいいでしょう。