【小論文対策】実力をつけるための練習方法と差をつける3つのコツ! - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

【練習する②】完成回答・模範解答を写す

完成回答や模範解答を用意し、原稿用紙に誤字脱字なく丸写しをしてみましょう。一見意味がないように感じる方もいるかもしれませんが、丸写しをすることで、マスの使い方をはじめ、言葉の使い方、段落の分け方、さらには勘違いしていた漢字の書き方など、今まで意外と気づけていなかったところが見えてきます。

また、自分では使わない言葉や言い回しを知ることができたり、新しい知識を得られたり、書いた人が考えていることが見えてきたりするなど、丸写しするには良い効果がたくさんあります。これも1人で終わらせるのではなく、先生などから添削を受けておきましょう。

【つなげる】関連知識を学ぶ

過去問や類似問題を見たり、それで練習をしたりしていると、どんな知識を持っていた方がいいのかが見えてきます。知識や事実が分かっていないまま文章を書けば、それは小論文ではなくただの作文になってしまいます。本番でどんなテーマが出題されるか分からなくても、過去問で出題された関連知識は全部知っておくくらいの気持ちで取り組んだ方がいいでしょう。

過去問と全く違う問題が出たとしても、積み重ねた知識は小論文のどこかで生かせるはずです。もし過去問や類似問題をする中で、自分の知識の量が不十分だと感じた場合は、もう一度過去問や類似問題のテーマを見直し、関連知識について学ぶことをおすすめします。

【展開する】構成の型を覚える

小論文を書くときは、「起承転結」をつけたり、「課題→事実・知識・意見→結論」の3段落で書いたりします。自分の書きやすい型でいいので、どんな構成で書いていくのかを決めてから取りかかりましょう。

テーマによって構成を変えてもいいですし、どのテーマでもこの構成で行く、と決めて書いてもどちらでも構いません。しっかりと構成を決めて、短い文章でもいいので書いていきましょう。短い文章には後から肉付けしてあげれば問題ありませんので、構成の型通りに書く練習をきちんとしておきましょう。

また、自分の意見を小論文の中でコロコロと変えたり曲げたりしていると、読み手は何が言いたいのかさっぱり分からなくなってしまいます。自分の言いたいことを構成の型にしっかりとはめ込んで、余計な言葉はつけすぎないように注意していきましょう。