アナリストになるには?気になる年収と将来性 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

アナリストになるためのルート

金融系アナリストとして就職する場合

金融機関にまずは就職し、知識・経験を身につけながらアナリストを目指すのが一般的です。必須ではないものの、金融知識の基礎を学べるので、「証券アナリスト」の資格は取っておくと役立ちます。

参考

公益社団法人 日本証券アナリスト協会

新卒で日系企業の金融機関の総合職として採用された場合は、入社直後からアナリストにはなれず、ジョブローテーションの一環でアナリストに配属され、育成される場合が多く見られます。

外資系企業の場合は、新卒入社時に部門別に採用され、アナリスト候補者は「リサーチ部門」で採用され、シニアアナリストとともに仕事をしながらトレーニング期間を経た後、アナリストとして仕事を任されます。入社直後からアナリストになりたい場合は、一部の大手企業で実施されているコース別採用に挑戦するか、外資系企業の部門別採用を狙うのがいいかもしれません。

卒業した学部・学科は不問ですが、採用後は市場・政治経済に関する知識や分析能力などの専門性の習得が求められるため、大学院卒が有利となる場合もあるようです。日常的に英語を使用した業務に携わるため、高度な英語力も必要でしょう。

データアナリストとして就職する場合

データアナリストになるために必要な資格はありませんが、統計学やプログラミングやマーケティングなど、ビジネスに関するさまざまな専門的な知識とスキルが要求されます。具体的には、データベース基盤技術、統計学や数学、プログラミングの技術、マーケティングの知識、ビジネスに関する総合的かつ専門的な知識が求められるでしょう。

データサイエンティストの活躍の場はIT業界だけではなく、ソフトウェア関連、不動産関係、EC、マーケティング、エレクトロニクス、派遣業界、電子雑誌など多岐にわたります。

アナリストの年収・平均給与について

金融系アナリストの年収

DODAの平均年収ランキングによると、アナリストの年収は平均680万円となっています。年代別では、20代が573万円、30代が679万円で、他職種の平均年収よりもかなり高めとなっています。

参考

平均年収ランキング 最新版|DODA

また、キャリコネに寄せられた金融アナリストの平均年収は821万円となっています。全体平均と比較すると年376万円高くなっており、キャリコネのデータでも比較的年収は高い傾向にあり、金融系アナリストの年収は平均より高めということで間違いなさそうです。

また、成果主義である外資系企業の方が年収が高い傾向にあります。また、所属企業の規模や経験年数も原則年収に比例します。金融系アナリストは激務のためか、年齢的な限界が早いとも言われています。

キャリコネによる口コミの中で金融アナリストの年収が高い企業です。

  • 1位 UBS証券株式会社 平均年収2,000万円
  • 2位 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 平均年収1,430万円
  • 3位 株式会社 新生銀行 平均年収1,380万円
  • 4位 ゴールドマン・サックス証券 平均年収1,325万円
  • 5位 大和証券キャピタル・マーケッツ株式会社 平均年収1,254万円
  • 6位 クレディ・スイス証券(株) 平均年収1,250万円
  • 7位 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 平均年収1,232万円
  • 8位 三菱UFJ信託銀行株式会社(MUTB) 平均年収1,100万円
  • 9位 JPモルガン証券株式会社 平均年収1,100万円
  • 10位 大和証券株式会社 平均年収1,080万円

参考

職種研究 金融アナリスト|キャリコネ

データアナリストの年収

各職種のおおよその給料を紹介する「給料BANK」によると、データサイエンティスト(データアナリスト)の平均給料・給与は60万円、平均年収は730万~965万円とあります。年代別では、20代の給料が月40万円、30代の給料が月60万円、40代の給料が月80万円となっています。

参考

データサイエンティスト(データアナリスト)の給料年収や手取り額、初任給を解説!|給料BANK