いざ!志望校を決めるための6つのヒント
悩みを解決し将来を選択することへの不安が軽減されたら、今度は実際に志望校を決めていきましょう。志望校は大前提として「通学可能であること」が条件です。では通学可能である学校とはどのような学校なのでしょうか。
ヒント1:大学進学か、高卒や専門学校で学んで働くのか
将来の職業を見据えて考えましょう。就きたい職業が決まっている場合はすぐに働くことを視野に入れた選択ができます。しかし、特に職業が決まっていなかったり、専門的に学びたいことがあったりする場合は進学の道を選択するといいでしょう。
ヒント2:将来の職業や夢が実現できるか
自分のやりたいことや個性を見極めて実現可能な志望校を選びましょう。具体的な職業でなくても、ボランティア活動をしたい、起業したい、留学したいなどの漠然とした夢でもいいでしょう。
ヒント3:興味のある部活動があるか
子供にとって最も身近で興味を持ちやすいのが部活動でしょう。部活動は単なる趣味ではなく社会性を養う素晴らしい活動で、その延長線上に将来的な職業を見いだすこともできます。やってみたい部活動が盛んな学校を選択するのも志望校選びにいいでしょう。
ヒント4:どこから通学し、通学時間がどの程度かかるか
通学手段として何を使うかによって、異なってきます。部活動をやることを考えると通学に何時間もかかる学校を選ぶのは子供にとって酷です。子供に何かあれば学校に送り迎えが可能であるかなどは、親として考慮しておくと安心です。
ヒント5:学費や費用が支払えるか
現実問題として、教育費の支払いができなければ学校に継続して通うことはできません。教育費は学費のみならず、行事ごとにかかる費用や部活動の道具を揃える費用などさまざまにかかります。家庭の経済事情を踏まえた学校選びは必要であることを留意しておきましょう。
ヒント6:成績や偏差値が自分の学力レベル相当か
一定以上の学力レベルの子供を求める学校に通いたい場合は、常に意識しておかなければいけません。高い教育水準を誇る学校には、それに見合った基礎学力がなければ入ることはできませんし、たとえ合格したしても入学後続く学校生活で子供が周囲についていけずに苦しむことになります。子供が長時間過ごし評価され続ける場であることを考えて、子供の学力レベルに合った学校をおすすめします。
まとめ/視野を世界に向けてみる
志望校を決めるために色々な情報に触れ知識を増やしていくうちに、日本国外の学校や環境を魅かれることがあるかもしれません。そんな時、家族の協力や資金的に無理がないのであれば、志望校を世界視野で選ぶのも良いでしょう。
文部科学省では学習指導要領が改訂されました。小学生から行われることになった英語科の授業では、グローバルな場で使える英語能力を育てることを目標としています。また特別教科化される道徳科でも国際的な相互理解ができる受容力が指導されることになります。
つまり時代は、国という枠を外して視野を世界に広げることを子供たちに求めています。志望校が決まらずに悩んでいるときは、志望条件を国内に限定せずに広い視野を持ってみましょう。この世の中のどこかに、必ずお子さんの求める場があるはずです。
参考
「目的」と「目標」の違い、きちんと理解していますか?意外と知らない使い分け|Surpass
今後の学習指導要領改訂スケジュール(平成28年8月26日)資料3|中央教育審議会教育課程部会
中学校職場体験ガイド 第5章 事業所と学校との連携・協力|文部科学省
親技のカガク 子どもを「伸ばす親」「つぶす親」の共通点5|PRESIDENT Online
高校受験の志望校が決まらない!どうすればいい?|高校受験勉強法
海外での大学進学 vs 日本での大学進学|海外留学のワールドアベニュー